コミック百合姫Sに掲載された谷村まりか「LOVE CUBIC」の感想です。
『その気持ちが恋だと気づかせてくれたのは彼女の○○○○!?
遊佐実は、今年も親友の清菜と同じクラスになれて超ハッピー♥
と思っていたら、清菜の妹・胡桃が入学してきて・・・。
二人を引き放そうとする胡桃の姉への想いを知り
遊佐実は自分の恋心に気づいてしまい――』「全話ににょーしーんを入れる!」という作者の目標に完全に釣られて購入w
もちろん連載当初から目を付けてはいましたけどね(^^;
谷村まりか先生は成年コミックスも幾つか出してるのでそちらで知ってる人も居るかと思います。
また、
「帯をめくると恋の滴り大洪水!?」と意味深な煽り文にもかなり釣られましたw
では期待を込めて捲ってみましょう♪
うん、エロいですね
お漏らしor愛液かとあらぬ妄想をしてしまいそうですがあくまでスク水。
プールサイドなので普通に泳いで水で濡れているのでしょう(^^;
お漏らしを全面に推し出してますが、本筋は百合コメディなので真面目に読んで下さいねw
感想は続きからどうぞ。
テーマは三角関係という事で主人公の遊佐実とその親友・清菜がメインカップル。
そこに清菜の妹・胡桃が絡んでトライアングル百合コメが展開されます。
胡桃はお姉ちゃん大好きな為、姉と仲の良い遊佐実をあからさまに毛嫌いするツンデレッ娘です。
本気で姉に恋する胡桃に最初はドン引きだった遊佐実ですが、徐々に自分が嫉妬してる事に気付きます。
それは清菜を特別に想ってる証で、遊佐実自身も清菜の事が好きなんですよね。
胡桃に呼び出されて清菜をどう思ってるか訊ねられる遊佐実ですが、彼女のお陰で自分の気持ちに気付くのでした。
とまぁ、ココまでは普通の三角関係の話ですがそれだけでは終わりません。
資料室に閉じ込められてしまい、さらに胡桃がトイレに行きたくなってしまいます(^^;
美少女のお漏らし我慢出来なかった胡桃は泣きながら遊佐実に八つ当たりしますが、遊佐実は冷静に対応して後処理を手伝ってあげます。
恋のライバルであるにもかかわらず、自分の痴態を姉に内緒にしてくれる遊佐実の優しさに少し心を開く胡桃です。
今までのお詫びに温かい紅茶を用意する胡桃。
って尿wwwwwwwwwwなんてマニアックな(*´д`*)=3ハァハァ
もちろん夢オチでしたw
清菜を巡って恋のライバルになった遊佐実ですが、胡桃が凄く可愛いうえ万能で皆の人気者である事に気付かされます。
クラスメイト(女子)からラブレターを貰うほどの人気っぷりですが、胡桃自身は疎ましく思ってる模様。
そんな中、そのラブレターを送った女子達から目を付けられてしまう遊佐実です。
どうやら清菜を通していつも胡桃と一緒に居るので付き合ってると思われていたようですね。
誤解を解いてその場は収まりますが、それを知った胡桃は余計彼女達を疎ましく思ってしまいます。
ラブレターを捨てようとしますが、それには好きという大切な気持ちが詰まってると止める遊佐実です。
しかし遊佐実の真っ直ぐな心に対し胡桃は素直になれなず思わず「大っきらい!」と言ってしまいます。
胡桃は他人に心を許すのを怖がってるように感じますね?。
それに気付いた遊佐実は例の秘密をバラすと脅し、無理矢理ラブレターを読ませたのでした(^^;
でもそのお陰で胡桃にもようやく仲の良い友達が出来たようです。
両親が不在でご飯の心配をする遊佐実に、清菜が泊まり込みでお世話してあげる事になります。
これを機により親密になろうと考える遊佐実ですが、もちろんそんな事は胡桃が許しません。
一緒に泊まり込んで二人きりにさせないとことごとく邪魔をします。
ココから徐々に清菜と胡桃が普通の姉妹じゃない事が描かれてます。
「昔は二人とも自炊をしてた」とか、何かを隠してる事に遊佐実も感付いたようです。
そんな中胡桃が熱を出して倒れてしまい、心配する清菜から自分が立ち入れない絆が二人の間にあると気付かされる悔しがる遊佐実です。
朝には熱も下がってた胡桃ですが、今度はオネショをしてしまったようです
オネショの一件以来余り突っ掛かって来なくなった胡桃に安堵する遊佐実。
そんな中転校生がやって来ますが、彼女・綾瀬深雪が胡桃の幼馴染みだった事から事態は急変します。
何故か深雪に冷たい態度を取り、昔の事は忘れて欲しいと懇願する胡桃。
何かに脅えてるようですが、深雪は急に転校してしまった彼女を心配してたにも拘らずそんな事を言われて思わずキツく当たってしまいます。
昔の事を思い出したくない胡桃に、ずっと姉妹のように親しかったにも拘らず姉が居る事を知らされてなかった深雪がさらに彼女を問い質します。
やがて胡桃の口から清菜とは血が繋がってない事が明かされ、それを聞いてしまう遊佐実です。
どうやら清菜の母親と胡桃の父親は再婚のようです。
美幼女のお漏らし胡桃の失禁グセは母親の死が切っ掛けのようで、それによりクラスでイジメらていた模様。
深雪にはその際何度も助けて貰ってたようですが、それでも胡桃にとって一人ぼっちだった頃の思い出は凄く辛いものだったようです。
そんな時に清菜と出逢い、彼女の優しさに救われて明るくなれた胡桃。
清菜さえいれば何も要らないと頑なに他人との関わりを拒み続けますが、そこに無理矢理入って行こうとする遊佐実です。
胡桃に一人じゃなかったと、ずっと深雪が見守っていた事を教えてあげます。
それでいて清菜もずっと見守っていてくれる事に気付かせてあげる遊佐実。
それは誰が清菜を好きになろうと、清菜が誰を好きになろうと変わらない事だと気付く胡桃です。
遊佐実から過去と向き合う勇気を貰い、胡桃は深雪と改めて付き合って行こうと心を開くのでした。
ずっと隠し事をしてた事を悔やんでいた清菜を慰める為、遊佐実はついに「好き」と告白します。
どうやら二人とも両想いだったようです♪
でもやっぱり胡桃に邪魔される遊佐実でした(^^;
百合の三角関係はまだまだ続きそうですね。
一見すると遊佐実と清菜のカップル百合ストーリーがメインに感じますが、実は遊佐実と胡桃のライバル百合コメがメインなんですよね。
初めはツンツンしていた胡桃が徐々に遊佐実や周囲に心開いて行く様子がとても素敵で可愛らしいです。
胡桃にちょっとマリみての瞳子が重なりました。
自分は心閉ざしてるのにそれをこじ開けようとする存在はどうしても怖くなってしまいますよね。
それが胡桃が遊佐実を嫌う理由でしたが、それは同時に自分の心を解放して欲しいと思ってやまなかった証だと思います。
遊佐実のお陰で胡桃はコンプレックスを克服する勇気を出せた訳ですからね。
そう考えるとやっぱりこれは三角関係というより遊佐実が胡桃の心を開く物語だったんだと思います。
もちろん遊佐実の清菜への想いも本物でしたけどね。
お漏らしは最初は作者の趣味or作品の特色かと思いましたが、上手くストーリーに絡めた設定でしたね。
本人にとっては凄く恥ずかしい事ですからコンプレックスにもなって当然でしょう。
個人的にはもう少しエロいシチュエーションだともっと面白かったですけどねw
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