「あの夜、何があったのか。私はなぜ将棋をするんだろう。幼い時に両親を殺害された衝撃で言葉を失った少女・紫音が、女流棋士として真実に挑む!将棋を選び、将棋に選ばれた少女が、ついにたどり着いた真実とは。殺人事件のミステリーと本格派の将棋の魅力が融合した話題の将棋サスペンス、ついに完結!」<登場人物>安岡紫音:女流棋士。幼い頃に両親を殺害されたショックで言葉を失う。会話はすべて筆談。14歳。歩にほのかな想いを寄せている
斉藤歩:病弱の母の為、性別を偽って女流棋士になり神園九段に弟子入りしていた。現在は髪を切って女装を止め、羽仁名人に弟子入りしている。今後は男として棋士を目指す予定。
二階堂沙織:女流初段。現名人・羽仁と兄弟弟子。裕福な家庭に育った18歳。羽仁を「羽仁兄い」と慕っている。
羽仁真:現名人。沙織の兄弟子。目下最強!
羽仁悟:名人の弟。新進の実業家。アマチュアだが兄に引けを取らない将棋の実力の持ち主。事件の真相について調べ、兄を犯人と疑い始める!
神園修:元名人。プロ九段。かつては「鬼人」と称された凄腕の指し手。男であることを承知の上で、歩を弟子としていた。身体を壊しており、沙織との対局を最後に、引退する。
安岡夫妻:8年前、両親を失った紫音を引き取る。現在では実の親子同然。夫・信次はプロ棋士八段で現在紫音と対戦し、敗退する。
久谷啓司:紫音の兄弟子。奨励会三段。沙織に密かに想いを寄せるが、周囲にはバレバレ(笑)
小林:オープン・トーナメントのスポンサー・携帯会社デジタルフォン社社員。将棋は詳しくないが、商売の事になると冷酷。
横山:8年前の事件を追う刑事。
最終巻は大増量ですね?(^^;
43話?最終50話まで一気に収録してます。(普段は6話分のみ)
これはレビューも大変そうだ(笑)
<第四十三手>
「天衣無縫。」トーナメント決勝戦!
最後に戦う相手は名人・羽仁真!
守りの将棋が得意な紫音が取った初手は、何と奇襲戦法の「鬼殺し」でした!
これは私も小学生の時はよく使ったな?(^^;
角道を開けて、桂馬で攻めるんですよね?。
相手が素人ならこれでまず勝てますが、名人相手ではさすがに無理がある事は火を見るより明らか。
果たして、紫音の真意は・・・?
紫音の指した手に案の定、対局を見ている沙織達や果てはテレビの視聴者まで疑問視してる模様。
ネットの将棋の掲示板も炎上寸前のようです(^^;
名人は紫音の奇襲に冷静に対処。
それに紫音も応じて行きます。
奇襲なんだから序盤で崩せなきゃ作戦失敗なのかもしれませんが、紫音には何か考えがあるのでしょうか?
沙織達が先の手を読むも、紫音の意外な一手一手に読み切れないようです。
久谷は、紫音が名人に攻めてこいというような手を打ってるんだと予想しますが、沙織は逆に紫音の心の弱さではないかと疑問視。
「もしかしたら羽仁兄ぃの事が怖くて・・・・・・、怖いから思わず指してしまったのかも」しかしその羽仁名人は全くの逆だと読んでいるようです。
「紫音は何も恐れない。自分の将棋に自信を持って指している」ココが、前巻で名人が言った「紫音にあって、沙織に無いモノ」なのでしょう。
“揺ぎ無い自信”と言った所でしょうか?
昼食休憩に入り、勝負が中断します。
そういえば、アニメでは最初はアノ勾玉のペンダントを付けてましたが、漫画では最初から歩から貰った星のペンダントを付けていますね(^^;
その歩は悟から電話が来て、名人を騙す手伝いをして欲しいと言われます!
悟は神園九段に、8年前の事件の翌日にあった兄との対局の様子を訊いていたようです。
神園九段によると・・・、
「目の前にいる俺じゃなく、もっと遠くの何かを見てるようだったぜ」との事。
悟は兄のその眼を一度見た事があるようです。
そう・・・、母が死んで兄と将棋を指せなくなったアノ日に・・・。
<第四十四手>
「王の罠。」悟の部屋を家宅捜索中の横山達。
指紋を採取して、事件の日の指紋との照合を進めます。
そんな中、横山の考えは別の所にある模様。
悟が自分達が手にしてない情報を握ってると読み、悟が居るかも知れない場所へ向かいます。
歩は名人を裏切る計画を悟から持ち込まれます。
既に歩も名人の事を疑い始めている模様。
「俺と兄貴のどちらを信じるか。決めるのは君自身だ」その言葉を聞いて悩む歩です。
神園が歩を弟子にした理由は
「あの時、歩には頼る者が必要だった・・・」との事。
悟は神園に最後にもう一つ尋ねます。
それは8年前の対局で、兄はドコに駒箱を置いたのか?
「羽仁は時々駒箱を自分の右側に置く。癖なのか、何かのジンクスなのか」失われた糸が繋がりましたね(^^;
通常の棋士は駒箱は盤の下に置きます。
これで悟は核心を持ったようです!
悟は8年前の対局場へと向かいます。
紫音達は対局再開!
紫音は時間を掛けながらも、良い手を打って行きます。
「強くなったな・・・・・・」名人の不意を突いた言葉に、紫音の心が揺れ動きます!
その後、一度は紫音が優勢になるも読みを外されて形勢は名人へ!
紫音は一旦引こうとしますが・・・?
(まさか・・・・・・、序盤は私の作戦に付き合っていただけ!?)
(攻められるのは怖くない・・・・・・。だけど、舐められるのは嫌だ!)名人はまだまだ余裕のようです・・・(^^;
そう易々とは勝たせてくれないですよね?。
紫音はさらに奮起して勝負に挑みます!
一方の横山達は悟を追って、8年前の対局場へ向かっています。
その途中、鑑識から指紋照合の結果が!
その結果は・・・・・・、不適合!
悟の指紋とは一致しなかったようです!
<第四十五手>
「一瞬。」名人の一手により、一転紫音は劣勢になります!
「・・・・・・少しがっかりしたよ。こんな一手で崩れるほどもろい物だったのかい?安岡先生に教わった君の将棋は・・・・・・」名人の挑発にもめげず、紫音は逆転の一手を読み続けます。
紫音が長考してる間、名人は何やら企みを・・・。
対局に戻った名人に紫音は冷静に守り続けます!
それを見ていた沙織達の所に刑事がやって来ます。
何と歩が名人の金品を窃盗したとの容疑を掛けられている模様!
早くも切り捨てかよ・・・、名人(^^;
悟の許へ辿り着いた横山刑事達。
横山は悟に事件を追う理由を尋ねます。
その理由は、横山と同じで8年前の事件に囚われているから・・・。
横山が囚われる理由とは、当時残された唯一の物証である“血染めの王将”からの指紋照合を、上司から止められた事にあるようです。
犯人を将棋棋士だと疑うだけで、各方面から非難が来るのは必至・・・。
しかも物証の指紋は不鮮明で部分的で、照合は難しいようです。
横山は不本意ながら別の線からの捜査を余儀なくされたのです。
警察には警察なりのわだかまりがあるんですね?・・・(^^;
紫音は名人の攻めに上手く守るも、さらなる一手に揺さぶられます。
すると名人が紫音に話し掛けます。
「君は。お母さんの写真・・・、今のではなく、本当のお母さんの写真を見た事があるかい」
「あのペンダントを君に残したのは、いったい誰なんだろうね?」意味深過ぎます(^^;
モニター越しに紫音を見守る久谷達にはもちろん聞こえてませんが。
対局室には審査員も居るんだけど・・・(^^;
その頃沙織は名人から言われた「強くなる資格」について悩んでる模様。
そこに現在窃盗容疑を掛けられてる歩がやって来ます!
しかも女装して(^^;
すぐに状況を理解した歩は一旦空き部屋に身を隠します。
その前に、歩は悟から預かった伝言を沙織に伝えます。
「“紫音と名人から目を離すな”、“対局を最後ましっかり見届けろ”・・・・・・と」<第四十六手>
「時間。」名人の言葉に心揺さぶられる紫音。
「盤から心が離れているぞ。ちょっとペンダントの事を言われただけでこのザマか?対局中最も大事だが、いとも簡単に忘れてしまうもの・・・・・・それが集中力だ」まるで自分に将棋を教えてくれてるかのような名人の言葉に、紫音は冷静さを取り戻します。
名人の指し方を見て、紫音に何かを伝えようとしていると感じる歩。
以前言われた「棋士に愛する者など必要ない」「お前も全てを捨てろ」という言葉を振り切り、紫音を信じます。
対局は名人優勢ながらも、紫音は上手く返し手を打って行きます。
義父から教わった「危ないと思っても自分を信じて先へ踏み出さないと勝てない」という言葉を胸に、名人に勝負を挑みます!
悟は横山に駒箱の位置の違和感を伝えます。
そこから犯人が棋士の可能性を示唆します。
対局場の駒は8年間、誰も触ってないとの事。
そこから指紋照合する為、駒を袋から出すと、何かの皮らしき物が・・・?
それを見た旅館の仲居さんが「水絆創膏」ではないかと教えてくれます。
その言葉を聞いて、悟は昔兄が水絆創膏を使っていた所を思い出します。
もし犯人が、手袋の下にさらに指紋を隠す為水絆創膏を塗ってたとしたら、何のためにそんな事を・・・?
その疑問に悟が答えます。
「将棋を指すためですよ」悟は紫音が犯人と将棋を打っていた事を教えます。
手袋をしたまま、将棋を指す棋士は居ません。
犯人は危険を冒してまで手袋を外して、紫音と将棋を打ったのです。
時刻は既に夕食時。
長い対局だ(^^;
小林のこういう阿呆な所に、緊張感を解されます(笑)
皆呆れてるけどw。
あと紫音ちゃんが好きなのはメロンパンだから(^^;
悟達は名人の許へと向かいます。
名人の泊まった宿から事件現場からは2時間ほど。
深夜に抜け出して、事を終えて朝までに戻るにはギリギリ可能だそうです。
丁度良く車を隠せる場所もあるとか。
名人は離れに泊まった為、誰にも見つからずに抜け出す事も出来た模様。
そこで疑問が浮かび上がります。
それは犯人がどうやって紫音の家に簡単に侵入出来たか。
犯行を上手く運ぶ為には、事前に紫音の家の詳細を知っていなければなりません。
犯人と紫音の家族の接点とは・・・?
そこで共犯者の可能性が示唆されます!
「まさか・・・・・・、瀬戸・・・一美!?」<第四十七手>
「過去への一手。」事件前日の一美の様子を思い出す悟。
当日は出張だったようです・・・。
二人は施設で知り合った模様。
彼女の心臓疾患は生まれついてのモノだったようです。
休憩中の紫音は徐々に将棋以外の事を考えられなくなって行きます。
棋士としてはともかく、余り良い傾向ではないでしょうね・・・(^^;
対局が再開し、紫音も徐々に流れを掴みつつあるようです。
それをモニター越しに見ていた安岡ですが、何故か不安が拭い切れないとの事。
親の勘でしょうね(^^;
安岡は居ても経っても居られず、紫音の許へ向かいます。
将棋協会にやって来た横山。
歩を張っていた刑事達に8年前に使われた駒と皮らしきものを渡します。
その後、別室で対局を見ていた歩と合流。
そこで悟は名人のノートPCを出し、隠しフォルダの中にある動画を見つけます。
ってかパスワード一瞬で解いたよ・・・(^^;
その動画とは、何と事件前日の紫音の様子を撮った物!
どうやら撮ったのは一美の模様。
そこに映ってる紫音は、とても子供が解けそうにない詰将棋を易々と解いています。
しかし紫音の父親は娘に将棋を指し続けさせるつもりは無かったようです。
一美はそれを義兄の羽仁真に説得して貰うつもりだったようです。
元々はそれを切っ掛けに羽仁兄弟を仲直りさせるつもりだったようですが・・・。
ビデオに映ってる和美がしている勾玉のペンダントが、紫音がしてる物と同じ物である事を悟は話します。
それは紫音の母の形見では無く、悟の母の形見なのでした!
8年前、もしペンダントから捜査が進んでれば、容疑を掛けられたのは和美だった筈と語ります。
<第四十八手>
「月夜の駒音。」「そうだ。局面だけに集中しろ・・・・・・。紫音もこちら側へ来るんだ」悟は兄が紫音の両親を殺した動機を将棋にあると予測します。
すると横山の携帯が鳴ります。
それにより、旅館の駒と血染めの駒の指紋が一致したと判明します!
これで名人が犯人である、物的証拠が上がりました!
それを聞いて歩は紫音の許へ急ぎます!
横山は最後に悟に質問します。
「将棋で人が殺せますか?」それに悟は
「殺せますよ」と答えました・・・。
対局は既に終盤。
紫音はまたも長考中です。
悟は障子を開けて風を入れます。
外は月夜。
「いい月だ・・・・・・。あの夜と同じ月だ」紫音の両親を殺害した時を思い返す名人です・・・!
歩が対局室にやって来るも、既に紫音にその声は届いて居ません・・・。
紫音の目は既に名人と同じ目をしています。
「いい目だ・・・・・・。棋士の目だ。やはり俺は・・・・・・、間違っていなかった」名人は次の一手を指します。
名人の手に、紫音の過去の記憶が重なります!
全てを思い出した紫音・・・。
一美が義兄に紫音の両親を説得させようとしたその日、彼は紫音から将棋以外の物を奪う為に、将棋以外の邪魔の物を全て排除する為に、彼女の両親を殺したのです・・・。
(そうだ・・・・・・。この人が・・・・・・。お父さんと・・・・・・。お母さんを・・・・・・)
(この人が・・・・・・)
(殺したんだ)横山は逮捕状の準備を要請します。
「被疑者指名、羽仁真・・・・・・。職業は棋士。容疑は・・・殺人です」<第四十九手>
「王の声。」紫音の様子のおかしさに気付いた安岡は対局室へ向かいます。
その途中で歩と合流。
歩から紫音の両親を殺した犯人が、名人である事を告白されます。
安岡は
「紫音を助けてくれ」と歩に懇願しますが、歩は自信がない模様。
それに安岡は諦めないよう歩に訴えます。
「君達の未来を、こんな所で終わらせるな」安岡も、歩と娘の仲を認めたようですね(^^;
紫音が事件の真実を思い出した事に気付く名人。
しかし、あくまで紫音をここまで強くしたのは自分だという考えです。
紫音は考えます。
何故今自分は両親を殺した人と、将棋を指しているのか・・・?
あの時泣いていたのは怖かったからか・・・?
それとも将棋に負けて悔しかったからか・・・?
父と母が殺されたのは、自分が将棋を指していたからか・・・?
そこに安岡と歩がやって来ます。
丁度紫音は持ち時間を使い切り、1分での一手を余儀なくされる所です。
それに紫音がもう指し手は無いと宣言する名人!
しかし安岡は反論します!
「それは名人が決める事じゃない。紫音が自分で決める事です」それに対し、名人も反論!
「やはりあなたも分かっていない。紫音に愛情なんて必要ないんだ」全てを奪われた分だけ強くなる・・・。
一人で居る事こそが、強くなる為の資格なのだと・・・。
「お前と俺は同じなのさ」残り1秒で、紫音の手が動きます・・・!
(違う・・・ひとりじゃない!)
(あなたと私は・・・・・・同じじゃない!!)自分を支えてくれた全ての人に応える為に、逆転の一手を打つ紫音です!
名人は冷静に返して行くも、紫音も全力で名人の打つ手を潰します!
そして・・・・・・。
「この将棋・・・・・・、お前の勝ちだ」名人が投了し、紫音の勝利が決まります!
しかし名人はさらに言葉を続けます。
「この勝ちで自分は俺とは違うと安心したか?」
「8年間、愛情に包まれてきたから、これかもそうして生きていけると?」
「勘違いするなよ。今日の強さもお前が孤独だったからだ・・・・・・。お前は一人でいいんだ」
「その為に、歩を弟子にして二人を遠ざけたんだからな」
「分かるか?お前が愛する者。お前を愛する者」
「そんなもの、あの夜と同じように・・・・・・」
「俺がいつでも奪ってやるよ!」名人の歪んだ微笑に、紫音が怒りをぶつけます!
対局室に横山が入って来、名人を紫音の両親殺害の被疑者として連れて行きます。
悟は弁護人を雇い、兄を弁護するつもりの模様。
「結局、何もできなかった自分への罰ですよ。俺は・・・・・・、兄貴の最後を見届けます」<第五十手>
「紫音の道。」トーナメントから半年後。
神園は紫音の将棋を見て、もう少し棋士としてやって行く事を決めたようです。
今は歩に相手して貰ってる物の、歩も安岡に弟子入りし、奨励会に入って力を付けてるようです。
しかし、紫音にはまだまだ及ばない模様(^^;
その紫音は4段に上がりプロ棋士になったものの、あの一件から休場して対局はしてないようです。
声もまだ戻らないまま・・・。(アニメでは羽仁にキレた所で戻ったのですが)
その間に沙織は女流名人位を手にし、久谷も4段に上がってプロ棋士になったようです。
神園は羽仁の言葉が呪いとなって、彼女の声を封じていると読みます。
「俺達は多かれ少なかれ、あの娘に助けられてきた。今度は歩が紫音を助けてやっちゃくれねえか?」横山はその後、刑事を(定年)退職。
事件は部下の立川が引き継いだ模様。
紫音にはカウンセリングを受けさせてるようです。
羽仁の様子は相変わらず・・・。
横山が取り調べた時、羽仁は事件の動機を話しています。
「紫音の父親に言われました。絶対に娘を棋士にはしない・・・・・・と」横山には到底理解出来ない事でも、羽仁はそういう理由で人を殺めたようです・・・。
悟は羽仁の一審を控訴する模様。
立場上は羽仁をかばってるように見えますが、真意は事件の真相を知りたいだけです。
羽仁は裁判で黙秘を決めた為、一美の自然死については罪に問われない模様。
一美は義兄の罪の重さに耐え切れず、心臓発作を起こしてしまったようです・・・。
それでも悟は兄にも責任があると睨み付けます。
「いつか真実は明らかになる。全てが兄貴の思い通りになると思うなよ」
「紫音はそんなに弱くない」それでも羽仁に恐れはないようです・・・。
「知ってるさ・・・・・・。俺が選んだ娘だからな」紫音は歩と家に帰る途中、以前一緒に入ったカフェ(ミスド?)に入ります。
そこは歩が紫音に将棋の楽しさを教えて貰った場所。
あの日、紫音とココで将棋を指したからこそ、歩は変わる事が出来たと悟ったようです。
そこであの日と同じように布盤を使って将棋をしようとする歩ですが、あいにく今日紫音は持って来て無い模様。
そこで目隠し将棋を提案します。
しかしスケッチブックを持って来て無いので、何か書く物が無いか探す歩です。
と・・・、その時!?
愛ですね・・・(つд`)
声が戻った紫音。
安岡も久谷も用も無く紫音を呼んでは声を聞きたがります(^^;
今日は紫音の復帰戦!
その前に行く所があるようです。
もちろん歩と一緒に(^^;
笑顔で送り出す安岡ですが、心は泣きじゃくってます(笑)
娘を嫁に出す気分ですねwww。
紫音は勾玉のペンダントを一美の墓へ返します。
自分がペンダントを大事にしていたのは、母の形見だと思っていたから。
そして一美の優しさを、心の奥で覚えていたからだと思ったようです。
「だからもう、このペンダントは返しても平気」
「お父さんも、お母さんも、一美さんも・・・・・・。私の心の中にちゃんといるから」紫音の復帰戦はオープントーナメントの2回目。
って、初っ端から防衛戦かよ(^^;
誰もが紫音が返って来た事を喜びます♪
一回戦の組み合わせは何と沙織!
対局が始まり、お決まりの挨拶をする紫音です。
もちろん、自分の言葉で。
「よろしくお願いします」<総括>明日菜が嫁なら、紫音ちゃんは俺の娘!(笑)
ようやく事件の全貌が判明しましたね。
紫音の声も無事戻って良かったです♪
アニメでは名人は一美を口封じしようとして心臓発作を起こしたけど、原作では口封じするつもりはなかったようですね。
それにしても、ここまでのめり込んだサスペンス漫画は初めてでしたね?。
将棋というジャンルと相俟って、凄く引き込まれる作品でした。
事件の意外な展開にも驚かされました。
アニメも素晴らしい出来でしたしね!
これはドラマ化も可能だと思います!
実際やったらかなり人気出ると思うな?。
何はともあれ、凄く面白かったです!
あと紫音ちゃんが可愛過ぎ
最終ページに紫音と羽仁名人の対局全81手が収録されています。
これを見れば、二人の壮絶な戦いが読み取れると思います。
私にはさっぱりですが(^^;
他サイト様感想。
http://beatarai.blog90.fc2.com/blog-entry-629.html>「なぜしおんの両親が殺されなければならなかったのか?」恐らく、羽仁は一美のビデオを一目見て、紫音の才能を見抜いたんだと思います。
将来、将棋界を背負って行くほどの才能の持ち主だと。
それで父親に反対された事を切っ掛けに、自分と同じように孤独を味あわせる事で強くしようとしたのだと、読んでて私は思いました。
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コメント
adail
そもそも羽仁には苦労をともにし自分を兄として慕っていた悟も、またそれこそ赤の他人でも尊敬、憧憬、ほのかな恋愛感情さえよせているらしい沙織もいた。結局のところ仮に彼が両親を失っていなくても彼ははじめから孤独だったのではないかと感じます。それを自覚できずなぜか他人にまで敷衍させて行動原理にしてしまうあたりが彼の精神的異常性ではないでしょうか。孤独などというつまり他人が解りようも作りようもないものを至上としていることを自覚していないあたりが彼のもっとも重い罪なのだと思いました。
まあ、殺人を悔いてもいないしいくらっでもまた奪ってやる、と言いきっているあたり明らかにヤバイ人ですよね…裁判で心神喪失とか主張するのかな?
…しかし羽仁本人は一生ばれないと思っていたのでしょうか。それだけが今も解りません。
相当支離滅裂な文章になってしまいました…スミマセンorz
2010/04/23 URL 編集