別冊少年マガジン連載中の「進撃の巨人」第5巻の感想です。
破竹の勢いで人気となった本作ですが、ついには講談社漫画賞受賞という大きな賞まで獲得しました。
まさに留まる所を知らない快進撃ですね(^^;
主人公死亡→主人公復活→主人公巨人化と次から次へと予想の付かない展開が待っていて、個人的にも非常に続きが気になる作品の一つです。
今巻ではエレンの処遇とアルミン達の進路に付いて取り上げられており、一体誰が調査兵団に入るのか判明します。
ってか当初は初期メンバー10人全員入ると思ったんですが、最早裏表紙からマルコ消えてるし・・・。
今後一人一人人数が減って行くんじゃないかと思うと不安ですよ。
感想は続きからどうぞ。
まず最初に番外編「イルゼの手帳」。
調査兵団として壁外調査に参加していたイルゼは途中で巨人と遭遇し部隊は全滅。
さらに馬と立体起動を失ってしまい手帳に最期の手記を遺しながら逃走を続けるものの、彼女もまた巨人に見つかってしまい絶体絶命に陥ります。
諦めて死を覚悟するイルゼですが、なんと巨人が言葉を発したから恐怖を忘れて驚愕します。
明らかに知能を持った巨人との遭遇にイルゼは思わず会話を試みようとしますよ。
もっとも残念ながらすぐに巨人に喰われてしまい無残な死を遂げる事になりますが・・・。
しかし後にイルゼの遺した手帳をリヴァイ達が見つけ、彼女のお陰でまた一歩巨人の謎を解き明かす鍵を見つけられたようです。
エレンの活躍によりウォール・ローゼを奪還出来たものの、本人はというと巨人化の危険性を危ぶまれて軍法審査に掛けられてしまいます。
エレンを破滅へ導く悪魔と呼ぶ憲兵団と希望へ導く救世主と調査兵団に分かれ、その処遇を決める為審議が開かれる事になります。
憲兵団はエレンを解剖した後処分する提案をし、調査兵団は巨人化を利用して今度はウォール・マリアの奪還を考えてる模様。
他にもエレンを即刻処刑すべきと考える宗教団体までおりエレンの立場は余り良くない状況です。
さらに巨人化を完全に制御出来てない事や子供の頃に強盗を始末した事など上げられ危険視されてしまうエレンです。
自分だけならまだしもミカサまで化け物呼ばわりされてエレンは思わず感情任せに反論してしまいますよ。
分が悪くなった所を助けてくれたのはリヴァイでした。
もっともエレンはフルボッコにされてしまいましたけどね(^^;
反対派を納得させる為エレンはいつでも自分が処分出来る事をアピールしたかったようです。
これでエレンの処遇は決まり、調査兵団にその身を預ける事となります。
ちなみに蹴られた時にリヴァイに歯を折られたエレンですが、それがなんとすぐに生えて来たから驚きです。
巨人化の他に超速再生も身についてるようですね。
ミカサ達より一足先に調査兵団に加わる事となったエレン。
そこで一癖も二癖もある仲間達と出逢いますが、中でも分隊長のハンジは特に変わり者のようです。
捕らえた巨人の生態調査を担当しており、意思の疎通や痛覚の確認など危険な作業を進んで行ってる様子。
イルゼが遺した手帳を基に巨人の謎を追ってるようで、エレンにも協力して欲しいとお願いして来ます。
エレンは彼女に興味を持たれてしまい、お陰で一晩中巨人の話を聞かされる破目になってましたよ(^^;
ハンジによると巨人について分かった事はまず存在自体があり得ないという事。
あの巨体で二足歩行する事がそもそも物理的に不可能だそうで、それを可能にしてるのが巨人の身体が異常に軽い事にあるようです。
極端な話、人形やヌイグルミに近い感覚なのかもしれません。
また巨人は空気や水や食料を必要としない代わりに日光が活動エネルギーになってるそうな。
そんなこんなで捕らえた巨人の調査を手伝おうとするエレンですが、なんとその前に誰かに被検体を殺されるという事件が起きてしまいます。
結局犯人は見つかりませんでしたが、裏で誰かがエレン達もしくは調査兵団の妨害をしている事は間違いなさそうです。
そして開かれた新兵勧誘式。
ミカサはもちろん調査兵団希望ですが、他の皆はまだドコに配属希望するか決め兼ねてるようです。
前は調査兵団志望だったコニーも巨人の脅威を目の当たりにしてすっかり委縮してしまっており、やはり安全な憲兵団に行った方が良いのではないかと悩んでましたよ。
そんな中、調査兵団団長のエルヴィンが包み隠さず調査兵団の苛酷さを皆に話すから驚きです。
調査兵団に入った者の9割は死ぬそうで、入団するには人類の未来に命を捧げる覚悟が必要と訴えます。
当然こんな事を言えば多くの人間は入るのを止めるでしょうが、それでも調査兵団に入ると決めた者でなければ巨人の恐怖に打ち勝てないと考えたのでしょうね。
その結果、調査兵団に入る覚悟を示したのは僅か21人の卒業兵でした。
ミカサ、アルミン、ジャン、ライナー、ベルトルト、コニー、サシャ、クリスタと順当に残った者が居る中で当初の理念を変えずに憲兵団に志願したアニが意外でした。
離れ離れになってしまったけどアニは今後どういう形でエレン達と関わるのかな?
久しぶりにミカサ達と再会したエレンはマルコが死んだ事を初めて知ります。
ミカサ、エレンがフルボッコにされたからってリヴァイを恨み過ぎだろう(^^;
エレンはジャンに自分達が命を捧げるだけの見返りを要求し、なんとしても作戦を成功させてくれるよう強く念を押してました。
自分の死が意義あるものだと思わなければ命を賭ける事なんて出来ないから当然でしょう。
1ヶ月後、エレン達はついに調査兵団として壁外調査に向かいます。
陣形を組んで出来るだけ巨人と戦わないよう進んで行きますが、やはりそう簡単には行かないようで局所的に巨人との戦闘が始まってしまいます。
奇行種と遭遇したアルミンを助ける為ネス班長が果敢に巨人に突撃し、仲間と連携して華麗に巨人を倒しますよ。
しかし続いてやって来た巨人の思わぬ行動に対処出来ず、一瞬でやられてしまうから残ったアルミンはピンチに陥ります。
アルミンの前に現れたのは超大型巨人や鎧の巨人と同じ知能ある巨人でした。
人間の攻撃を防いで反撃するという恐るべき戦闘能力の高さに手も足も出せず、アルミンはただ逃げるしかありません。
さらに他の場所では巨人の大群が襲撃して来て部隊は全滅。
早くも陣形を崩され壁外調査は失敗ムードが漂い始めます。
ようやくメインキャラ達が調査兵団に入った訳ですが、当初の予想と違いマルコとアニが抜けた為今後どうなるか分かりませんね。
また誰か死ぬのか、話が進むほどキャラの思い入れが強くなるだけに不安です。
果たして最後まで生き残れるのは何人だろうか(^^;
格闘術に長けるアニが調査兵団に入らなかったのも戦力的に痛いと思います。
知性を持った巨人も現れて次から次へとピンチが訪れ、この絶望的な戦況をどうひっくり返すのか見物ですよ。
どうでも良いけど嘘予告が相変わらず酷いなw
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