つぼみ連載中の森永みるく「ひみつのレシピ」第1巻の感想です。
百合マスター森永みるく先生の最新ガールズラブコミックスがついに発売ですよ!
今回も女子校を舞台に女の子同士の初々しい恋模様が描かれます。
一人は男にモテモテの天然小悪魔、もう一人は地味で真面目なメガネッ娘という全く違うタイプの女の子二人が徐々にお互いに惹かれ合っていく様子が淡く切なく美しく描かれており見所満載です。
感想は続きからどうぞ。
女の子同士で百合キスページを捲って初っ端から女の子と女の子がチュッチュチュッチュしてるから百合過ぎますね♪
事の発端は料理部の新入部員・若槻の恋愛相談に部長の堀川ゆうこが乗った事が始まりでした。
小さい頃から異性にモテモテで自分から告白した事が無いくらい男に事欠かなかった恋愛経験豊富の若槻ですが、最近気になってる女の子が居るようでもしかしたら自分は同姓の方が好きなのかもと思い立った模様。
そこで試しにキスさせて欲しいと言われてしまい、たった一人の新入部員に辞められる訳にはいかず仕方なくゆうこは了承する事にしたようです。
ゆうこにとってはファーストキスだった訳ですが、まさか女の子とする事になるとは夢にも思わず困惑してましたよ(^^;
それで実際ゆうことキスしても嫌じゃなかった若槻はやっぱり自分は女の子の方が好きなのかもと考えますが、一回キスしたくらいじゃハッキリとは分からないという事でその後何度もゆうこにキスするようになります。
でまぁ実際若槻が好きな女の子というのはゆうこな訳で、おバカなりに考えて上手く彼女を騙して唇を奪ったという事が分かります。
男子にはモテモテだったけど女の子を好きになったのは初めてで、どうやったら振り向いて貰えるのかまるで初恋のように悩む若槻です。
自分から告白した事が無い為気持ちを正直に伝える事も出来ず、持て余した感情は性欲となってゆうこにキスしたり身体を触ったりしてるのでしょう。
ゆうこを可愛いと思ったり抱き締めたいと感じたり、女同士の為それが恋かどうかすらも自分自身では分からなくなってる様子です。
単に発情してるだけかもと考えた若槻は取り敢えず欲望の赴くままにゆうこに抱き付いてイチャイチャしようとします。
幸いにも料理部は廃部寸前で真面目に活動してるのはゆうこだけという事で、週に1回は彼女と二人きりになれる為若槻は人目を気にせず彼女にイチャつく事が出来ます。
欲望に忠実に生きる若槻ですが真面目で堅物なゆうこには通じず、キスの後はいつも怒られてばかりです。
それはそれで若槻は幸せそうですが、ゆうこにしてみれば問題児の迷惑行動にいつも頭を悩まされて日々苦労してる様子ですよ(^^;
しかも若槻は料理が致命的に下手というからゆうこの悩みは尽きません。
真面目なゆうこは若槻の恋愛相談を信じ切っており、初めは気楽に考えていた若槻も嘘をついてる事に段々と罪悪感を感じ始めます。
いつまで経ってもゆうこが振り向いてくれる気配は無く、男子とは勝手が違くてやきもきする若槻の純情な恋心が良いですね。
なまじこれまでモテ過ぎたせいで単純な駆け引きさえ出来ず、相手の一挙手一投足に心を乱して平静ではいられなくなってる様子でした。
そんな時、料理部OGの神戸元部長が部室を訪ねて来るから若槻の心中は穏やかではありません。
ゆうこは神戸を慕ってるようでいつもの堅物な顔が嘘のように女の子らしい顔をするから面白くない若槻です。
神戸にヤキモチ焼きまくった若槻はついつい彼女に喧嘩を売ってしまい、そのせいでゆうこから激しく嫌われてしまいますよ。
もう強引に押し倒しちゃおうとまで考えるものの、部長を辞めるとまで言われ思いっきり拒絶されてしまいさすがに反省してました。
どうにかして仲直りをしたいと考えた若槻は神戸に料理を習い、ゆうこに手作りお菓子をプレゼントして謝ります。
ゆうこの機嫌が直って一安心したのも束の間、そのお菓子が切っ掛けで料理部が賑わい出し、部員も増えて活動が活発になった為二人きりになる機会が減ってしまい落ち込む若槻です(^^;
料理部が盛況になったせいでゆうこと二人で過ごす時間が取れず不満を募らせる若槻。
思わず元来の自分勝手で面倒臭がりな態度が出てしまいますが、そのせいで先輩達からあからさまに煙たがられてしまいます。
皆が批難する中ゆうこだけ自分を庇ってくれるから若槻は心の底から嬉しく思い、これまでとは違った感情が彼女の中で芽生え始めますよ。
以前のように気軽にキスしたりスキンシップ取る事が出来ず、ゆうこに見つめられるだけで顔を真っ赤にして恥ずかしがるくらい純情乙女ッ娘になってました。
今までは欲求の方が強かったのがゆうこに信頼されてると分かって本当の恋に変わり始めた事が見て取れます。
もうまともにゆうこの顔すら見れず、触れられるだけでドキドキして胸の高鳴りが止まらなくなるんだから実に初々しいですね♪
一方でゆうこの方も徐々に若槻に対して心境の変化が訪れ始めます。
若槻が居ない時でも彼女の事を考えるようになり、若槻の笑顔を見て胸がドキッとしたりと少しずつ特別な感情が湧き始めてる様子が分かりますね。
特に下着姿の若槻の胸を見た時は顔を赤らめるほどその美しさに見惚れてました。
若槻の地道なアプローチがココに来てようやく実り始めてるようですよ。
さらにそれは若槻が他の女の子の身体にセクハラしてたのを見てより顕著になります。
今まで自分にしかしてなかった事を他の子にされてヤキモチ焼いたのか、そういう事は自分にだけして欲しいと思わず言ってしまうゆうこです。
自分でも理由の分からない怒りと不快感に戸惑いを隠せない様子でした。
夏休みには料理部で合宿を行うようで、ペンション宿泊でよりゆうこと仲を深めようと画策する若槻です。
今度の百合カップルは自分の恋心にすら気付かないくらい初々し過ぎる女の子達ですね。
コメディ色も強くておバカでセクハラしまくりな若槻と激しいツッコミを入れるゆうこの掛け合いが笑えました。
男子との恋愛は達人でも女子との恋愛は初心者という若槻の設定もまた面白いと思います。
分かり易くヤキモチ焼いたりドキッとしたりする様子が純情で可愛かったですよ♪
またゆうこの方も徐々に若槻の魅力に惹かれて行くのが分かって見所あります。
百合キスシーンも多くちょっとエッチィ展開もよくあるので今後益々過激になって行くだろう二人の恋の行方が気になりますね。
次巻はまたかなり先になりそうですが気長に待とうと思います(^^;
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