レイプ未遂描写がエロ過ぎるわwww電撃大王ジェネシス連載中の大月悠祐子「妄想少年観測少女」第3巻の感想です。
どうでも良いけど目次の11話と12話のサブタイトルが逆じゃあ・・・。
GA・かなんの新境地である少年少女フェティシズムラブコメの第3弾です。
でも今巻はフェチとはちょっと違うかな?
古い仕来りに縛られた少年少女とその妹及びその娘に恋する男子を巡る四角関係が中心の話になっています。
見方によってはヤンデレに見える女の子二人の切なくも残酷な恋模様を堪能出来ますよ。
感想は続きからどうぞ。
古い仕来りにより5歳の頃から婚約者の華宮沙夜に清めの儀式を行って来た加藤満。
しかし20歳になるまで彼女に指一本触れられない制約と、彼女が自分を愛していない苛立ちから何度も他の女に手を出そうとしては失敗する日々を送っています。
沙夜の妹・玲に憎まれながらも浮気を止めないのはそれが沙夜の勧めでもあり、ひとえに満が沙夜を愛していて彼女の心が手に入らない歯痒さから行っていた模様。
そんな満が沙夜を好きになった切っ掛けは儀式の際に見せた彼女の女らしい一面でした。
儀式の最中は沙夜は一切喋ってはいけない決まりになっており、清めの水を掛けても終始無表情な彼女に満は幼い頃から不満を抱いていた様子。
沙夜が自分の事を何にも意識してないんじゃないかと思った満は次第に悪戯を仕掛けるようになりますが、3年に一度会う度に成長する彼女の美しい肢体に徐々に心を奪われていき、ある時見せた沙夜の恥じらう顔に魅了されてしまったと分かります。
しかし沙夜に触れる事すら出来ない歯痒さが満の性格を捻じ曲げてしまったようで、挙句の果てには儀式の度に寝込む姉を心配する玲に恨まれるようになったようです。
そんな状況で沙夜自身に浮気を勧められたもんだから満が彼女に愛されてないと思ってしまうのも無理ありませんね。
沙夜の真意が分からないまま彼女に出来ない事を他の女にしようと欲望を剥き出しにする満ですが、沙夜への愛を裏切る事は出来ずずっとズルズルと片想いを続けてるようです。
沙夜のパートでは何故満に浮気を勧めたのか理由が分かります。
それというのも沙夜は満が好きになるよりずっと前に彼を想っており、しかし彼が自分を愛していないと思い込んでしまったが為にせめて自分に出来ない事を他の女でさせてあげようと考えたのです。
幼い頃から病弱で辛い日々を送っていた沙夜に満は初めて楽しい思い出を与えてくれた人物であり、また彼のお陰で生きる勇気を与えられた事が回想から分かります。
それが何故愛されてないと思い込むようになったかというと単純に満の態度が冷たくなったからです。
では何故満が沙夜に冷たくなったかというと、幼い頃沙夜と一緒に遊んだあとで大人達にこっぴどく叱られ、必要以上に深く関わらないよう躾けられていたからでした。
儀式で好きな子に3年ぶりに会っても会話すら出来ない、触れる事すら出来ないでは性格が捻くれてしまうのも無理はありませんよね。
3年ぶりに会って身体の成長に驚いたのは満だけでなく沙夜も同じです。
声変わりして小さい頃の面影が無くなってしまった事で沙夜の満への想いは募る一方になってしまった模様。
なおも冷たく接する満の態度から自分は愛されてないと確信するようになり、それが捻じれてせめて満には本当に好きな人と結ばれて貰おうと他の女との交際を許すようになったと分かります。
う〜ん、なんというヤンデレ思考だ(^^;
普通なら逆に自分だけを好きでいて欲しいと思う所を浮気を許す事で自分が一番彼を愛していると証明したかったのかもしれません。
満視点の沙夜と沙夜視点の自分で同じ構図ながらも愛の深さの違いが絵に現れていて面白いですよ。
ところが17歳の儀式の時、満が決まりを破って自分に触れて身体を求めて来るから沙夜の目論見は外れます。
浮気されても決まりを守ってさえいれば結婚出来ると思っていただけに満の行動は予想外だったようです。
さらに満が他の女に手を出さず、今も昔も変わらず自分を愛してくれてると分かり沙夜の心は満たされます。
同じく満も沙夜に愛されてると分かって二人はようやく仕来りの呪縛から解き放たれるのでした。
古い仕来りのせいですれ違って来たお互いの気持ちがようやく誤解だと分かり、これからは二人とも素直になれそうですね。
まぁこの辺の解釈は見る人によって変わるかもしれないけど・・・ってかどっちも捻くれ過ぎだろう(^^;
次は沙夜の妹・玲を好きになった小泉翔平の話。
翔平は他の女子とは違う冷たく鋭い目付きをする玲に心奪われ、一体何が彼女にそんな目をさせるのか興味を持ってしつこく話し掛けようとします。
そんなある日、玲が劇薬の塩化カリウムを持ち出してるのを目撃するから翔平は彼女と秘密を共有する事になりますよ。
玲の目的はズバリそれを使ってある男を殺す事にありました。
その時見せた彼女の冷酷な眼光に完全に心奪われた翔平はあろう事か協力するというから狂ってますね。
これには玲も呆れてしまい、余りにもしつこい翔平に根負けして渋々ターゲットを教えます。
玲の殺したい男とは他ならぬ満でした。
玲に頼まれて満に付き合ってる女性が居ないか翔平は探り、思いのほか女子にモテモテで色んな娘に手を出してると報告します。
しかしそれに対して玲が今まで見せた事ないような、まるで恋する乙女のような瞳を見せるから翔平は苛立って仕方ありません。
玲と満がどんな関係なのか気になって仕方ない様子で、二人のセックルシーンを妄想しては独り苦しみますよ。
玲の冷酷な目が満にだけ向けられてるのを不満に思い、その眼を自分に向けさせようと翔平は彼女の為に文字通りなんでもするつもりのようです。
玲のパートでは満を憎むようになった経緯が描かれます。
母親が自分を生んで死んだ事により父親から愛情を与えて貰えなかった玲は姉だけが心の拠り所でした。
そんな中で自分を女として見てくれた満に少なからず好意を抱いたのかもしれません。
でも姉を苦しめる満が我慢ならず、ある夜彼を嵌めようと犯されそうになった演技をして問題を起こそうとしたようです。
ところが挑発に失敗して本当にレイプされそうになった模様。
セックルさせてやれば姉を守れると我慢しようとした玲ですが結局犯されはせず、からかわれた事が彼女のプライドを大きく傷付けたと回想から分かります。
レイプ未遂シーンが限りなくエロいですね(*´д`*)=3ハァハァ
満を憎んでいた玲ですがもちろん本当は殺す勇気なんてありませんでした。
飲み物に劇薬を入れて飲ませようとするも直前で怖くなって静止してしまいます。
ところが自分に好意を寄せていた翔平が勝手に満の食べ物に劇薬を入れたというから満は激しく後悔しますよ。
自分が翔平に協力を頼んだせいで取り返しがつかない間違いを犯してしまったと絶望する玲です。
しかしそれは翔平の嘘で、満は死んでなかったと分かるから玲は怒りますよ。
そもそも玲が持ち出した劇薬の瓶の中身は最初から別の物にすり替えてあったそうです。
まぁ冷静に考えれば劇薬を生徒が持ち出せる環境を学校が放っておく筈がありませんしね。
でも翔平のお陰で自分がバカだったと玲は考えを改められた模様。
これから翔平の真っ直ぐな愛情が彼女の傷付いた心を癒してくれると思います。
玲がドSで翔平がドMなので相性の良いカップルになれそうですね(^^;
最後の話は恋に憧れる女の子・大地花が学校の色んな男女の恋模様を観測するお話。
過去に登場した裕×真由や清信×愛音、和喜×はるかのその後が描かれています。
清信と愛音は初々しくて仕方ないですね♪
清信をメガネ男子ではなく一人の男として意識してしまい戸惑う様子の愛音が可愛いですよ。
逆に裕と真由はかなり大人な関係に♪
股間のすぐ横に絵を描くとか相当エロい事までしてるようですね(*´д`*)=3
でも相変わらず真由は裕の手しか見てないんだな〜。
未だ秘密の恋を続ける和喜とはるかは辛い想いをしながらも少しずつ前へ進んでる模様。
学校でははるかに冷たい態度を取ってる和喜ですが、二人きりの時はそうではないようですね。
セックルしまくりかよこの野郎(*´д`*)=3ハァハァ
恋に恋する花の運命の人との出逢いは次巻で詳しく描かれます。
今巻は結構難しい話が多かったですね。
曖昧な表現も多々あり、特に華宮姉妹の真意を読み取り辛かったです。
なので3巻を読んでどういう感想を持ったかは人によって結構変わると思います。
沙夜も玲もかなり病んでる性格なので言動が必ずしも本心とは限らない所が女子ならではの複雑さが見えて興味深いですよ。
逆に男子は凄く分かり易かったですね(^^;
好きな女の心と身体が手に入らないから他の娘に手を出そうとしたり、好きな娘の目線を手に入れる為に憎まれ役を勝って出たりと少し気持ちが分かりましたよ。
ここまで来るとフェチとはちょっと違う気もしますがw
次はどんなフェティッシュな男女が恋をするのか楽しみです。
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