既刊本レビュー。
今回は「ドラゴンクエスト 幻の大地」第9巻の感想です。
漫画版ドラクエ6もクライマックスです。
今巻は丸々ヘルクラウド城編となっています。
ゲームでも連戦でしたが漫画でも同じく白熱の連続バトルが繰り広げられますよ。
ちなみにゲームでデュランに負けると伝説装備を没収されてしまいます(^^;
伝説装備無しでデュランを倒した人はかなり凄いですw
感想は続きからどうぞ。
ゲームではクリアベール東にある「謎のほこら」でヘルクラウド城を呼び出しましたが、漫画版ではヘルクラウド城跡地となっています。
また主人公が伝説装備を装備する必要がありましたが、漫画版では後々の演出の為必要が無くなっています。
あとヘルクラウド城の呼び出し方も大きく違ってますね。
ゲームでは当たり前のように戦ってましたが、普通に考えたら空飛ぶ城に挑むなんて行動はまともじゃありません。
翼を持たない人間はどう足掻いても空に浮かぶ巨大な敵に手出し出来ないからです。
地上から空を見上げるしかないボッツ達を、ヘルクラウド城を操作するデビルアーマーが嘲笑います。
そしてヘルクラウド城には恐るべき兵器が備え付けられていたのです。
その名も「メラゾーマ砲」!メラゾーマ千発分を一点に集中して放つその威力は山をも削り取る程に超強力です。
ゲームでさえバギクロスや真空波と強力な攻撃を放って来るのに、漫画版では次元が違いますね(^^;
アストロンでメラゾーマ砲を何とか防ぐボッツ達ですが、このままではMP切れが必至。
マヒャドやベギラゴン、バギクロスをメラゾーマ砲に放ってみるも全く歯が立ちません。
誰もが諦め掛ける中、ボッツだけが希望を捨ててませんでした。
ヘルクラウド城の弱点に気付いたボッツはミレーユに地表にマヒャドを放つよう命令。
なんとマヒャドをメラゾーマ砲で溶かし、上昇気流を発生させて一気にヘルクラウド城まで飛び上がりました!
これはかなり奇抜な作戦ですね?。
ボッツは操縦室を破壊し、ヘルクラウド城を地上に墜落させる事に成功します。
ココでボッツと因縁のデビルアーマーの一騎打ちが繰り広げられます。
デビルアーマーなんてこの時点ではザコの筈ですが、漫画版ではかなり強いです(^^;
逆にボッツが追い詰められるシーンもあります。
そんな中ボス級のデビルアーマーですが、最後は実にあっけないものでした。
ヘルクラウド城を墜落させた償いとしてデビルアーマーはテリーに抹殺されてしまいます。
そして今度は闇に堕ちたテリーがボッツ達の前に立ちはだかります。
「破壊の剣」に操られたテリーはボッツ達に襲い掛かります。
真空斬りでハッサンを倒し、ボッツの「ラミアスの剣」と刃を交えたテリーは自分が何故最強の剣を求めるようになったかを思い出します。
それは昔ミレーユに教えられた剣よりも大切な宝物を時と共に間違って解釈してしまった為。
強い剣さえあれば宝物=ミレーユを取り戻せると思い込み、姉を守れなかった事をずっと後悔して最強の剣を手に入れる事に固執してしまったようです。
歪んでしまったテリーの心を救うべく、ミレーユは自分の名前を名乗って闇に捕らわれた弟を助けようとします。
ようやく最愛の姉との再会を果たすテリーですが、それを「破壊の剣」が許しません。
テリーの身体を操り、ミレーユに刃を振り下ろさせようとします。
しかし最後に勝ったのはテリーの姉を強く想う心でした。
闇に打ち勝ったテリーはイオラで「破壊の剣」を粉砕します。
テリーは自分はボッツ達の仲間には相応しくないとその場を立ち去ろうとしますが、それをミレーユが引き止めます。
姉の優しさに再び触れたテリーは過去のわだかまりを捨て、ボッツ達と共にデュランとの決戦に挑みます。
ココがゲームとの大きな違いですね。
ヘルクラウド城内部でボッツ達を待っていたのは千体の魔物の大群でした。
ちなみに何故かドラクエ1?5のモンスターばかりです(^^;
作者のちょっとした遊び心ですね。
テリーはミレーユに手を掛けようとした償いに足止めを買って出ます。
「雷鳴の剣」はデュランに折られてしまったので「奇跡の剣」を装備して。
“青い閃光”の名は伊達じゃなく、千体の魔物にも一歩も引けを取りません。
ボッツ達はテリーを信じてデュランの居る玉座へ向かいます。
ついに最後の魔王・デュランと対峙したボッツ達ですが、そこにはおぞましい光景が広がっていました。
部屋中を見た事もない魔物が蠢いており、デュランの殺戮心をまざまざと表しています。
どうやらヘルクラウド自体がデュランの身体のようで、部屋が様々な形に変化してボッツ達に襲い掛かります。
パーティは分断され、ボッツはデュランと一対一の戦いを余儀なくされます。
ボッツは頼みの綱であるライデインをデュランに放ちますが、マホカンタを掛けられ跳ね返されてしまいます。
さらに漫画版独自設定としてデュランがヘルクラウド城の力を取り込んでヘルデュランへと変身します。
ゲームでは戦闘前に回復してくれるなど紳士的だったデュランですが、漫画版では性格も大きく変わり破壊と殺戮を好み粗暴な言葉を使う人物へと変貌を遂げます。
さらになんとバーバラ達を体内に取り込む事で彼女らが覚えているベギラゴンなどの呪文も使えるようになり、たった一人しか居ないボッツを苦しめますよ。
ボッツの攻撃も一切効かず、手も足も出ないままボッツはやられてしまいます。
死の淵で走馬燈を見るボッツですが、カルベローナでバーバラと約束した言葉がもう一度戦う勇気を思い出させてくれました。
ボッツの勇気に伝説装備が答えてくれ、傷付いた身体を回復してくれます。
完全武装のボッツが格好良いですね?♪
勝機を見出したボッツはデュランがヘルクラウド城と一体になってる事に気付きます。
ならば城を斬ればデュランにもダメージが伝わる筈と攻撃対象をヘルクラウド城に変更するボッツです。
ギガスラッシュでヘルクラウド城ごとデュランを斬り裂き、ボッツはギリギリの勝利を手にしました。
いやはや、漫画版は呪文も必殺技もここぞという時に活用してくれますね?。
見開きで爽快感が伝わって来ますよ。
デュラン戦後、ゼニス城へ招かれたボッツ達はそこでゼニス王と対面します。
ゼニス王から未来の卵の事を教えられたボッツ達は、そこで初めてムドー城で自分達を導いてくれた黄金の竜がバーバラの力によるものだった事を知ります。
この後ゲームでは「天馬の手綱」を取りに「天馬の塔」へ向かいますが、漫画版ではゼニス王から直接手渡されます。
まぁ、話数も残り少ないのでね(^^;
ファルシオンがペガサスであった事に衝撃を受けながらも、ボッツ達は大魔王の待つ狭間の世界へ向かいます。
第9巻はとにかく白熱バトルの連続でした。
しかも漫画独自の展開が目白押しで非常に面白いです。
特にメラゾーマ砲の迫力はテイルズシリーズの砲撃シーン並でしたねw
ヘルデュランの圧倒的強さも魔王という名に違わず脅威でした。
この辺は本当に良く考えられてると思いますよ。
さて、いよいよ次回でラストです。
漫画版オリジナルの結末を楽しみにしてて下さい。
関連記事:
愛と希望の究極魔法・マダンテ!「ドラゴンクエスト 幻の大地」第8巻( ゚∀゚)o彡゚ジャミラス!ジャミラス!「ドラゴンクエスト 幻の大地」第7巻ミレーユの温泉おっぱいサービス♪「ドラゴンクエスト 幻の大地」第6巻魔王ムドーとの決戦!(やっと半分)「ドラゴンクエスト 幻の大地」第5巻ヒロイン達とのラブコメにも注目♪「ドラゴンクエスト 幻の大地」第4巻爆裂娘・バーバラ登場!(パンチラ)「ドラゴンクエスト 幻の大地」第3巻テリーのオリジナル外伝ストーリー「ドラゴンクエスト 幻の大地」第2巻もう一つのドラクエ6!漫画「ドラゴンクエスト 幻の大地」第1巻
- 関連記事
-
コメント