衝撃展開の連続に背筋が凍った・・・!別冊少年マガジン連載中の「進撃の巨人」第2巻の感想です。
圧倒的なスケールと迫力で人類と巨人の死闘を描く本作。
第1巻から主人公死亡?という衝撃展開で続刊を待ち望んでましたよ。
一体どういう方法で助かるのか、それとも本当に死んでしまったのかと気になって仕方なかったですが、予想を遥かに裏切る展開に私も興奮気味です(^^;
この衝撃をレビューでどこまで伝えられるか自信がありませんが、自分なりに頑張ってみようと思います。
今月の講談社コミックスのチラシでもかなり大きく取り上げられてますね。
第1巻の話題性はかなり高かったようで、なんと「第3回NEXTブレイク漫画ランキングBEST50」で第2位に選ばれたそうです!
第1位はマンガ大賞2010を受賞したあの「テルマエ・ロマエ」ですから、本作が如何に期待されているか分かりますね。
感想は続きからどうぞ。
※一部グロいシーンがあります!
第1巻で主人公のエレンが巨人に食べられるという衝撃シーンで幕を閉じましたが、まだ戦いは続いています。
尚も街を蹂躙する巨人達から住民を守るべく、他のキャラに視点を移して話は進みます。
目の前でエレンを失ったアルミンはコニーやクリスタと合流。
ん?クリスタって女か?
そばかすの女の子から好かれてるけどこれは百合なのかな?
仲間を次々と失って止め処無く涙が溢れるアルミンですが、悲しみに明け暮れる暇も無くまた戦場へと駆り出されます。
少し前まで普通に会話してた友人達が身体を食い千切られて死んでるんですから心が折れても不思議ではありませんよ・・・。
次は後方部隊で住民の避難を誘導していたミカサ。
どうやら避難が遅れているようで、そこに巨人がやって来てパニックとなります。
それをミカサが華麗に瞬殺!
皆があれだけ手も足も出せない巨人をこうも簡単に倒すとはミカサの実力の高さが伺えますね。
さすが訓練生首席卒業だけはあります。
さらにミカサは避難を遅らせてる身勝手な金持ちを脅し、他の人々を手早く逃がしてあげます。
これは後々問題になりそうな気もするけど、汚い大人に決して屈しない冷酷なミカサが凄く格好良いです。
ココでミカサが何故心も身体もこんなに強いのか、その切っ掛けとなった過去が明かされますよ。
どうやらミカサは両親を殺されてる模様。
巨人から逃げるように寄り添って暮らしている人類ですが、その中でもやっぱり犯罪は起きるようですね。
ミカサと母親は今は絶滅した東洋人の生き残りらしく、犯人は元々母親を浚って売り飛ばすつもりだったようです。
しかし抵抗された為殺害、代わりに娘であるミカサを売り飛ばすつもりで誘拐した模様。
両親を失って絶望する中、そこを助けてくれたのは他ならぬエレンでした。
子供ながら大人二人を倒すとかエレンも凄いな?。
でも残りの一人に捕まってしまいピンチに陥ったエレンを見て、ミカサは自分が戦わなければ生き残れないと決意した訳です。
目の前で父と母を殺された事と犯人に復讐を果たした事が彼女から激しい感情を奪い、物事を冷徹に考える力を与えたと分かります。
同時にエレンへの信頼も。
そのエレンが巨人に食べられた事をまだ知らないミカサは前線部隊へ合流すべく疾走します。
住民の避難が完了して後は壁を登って逃げるだけですが、戦闘で立体機動のガスを使い過ぎた為補給しなければなりません。
しかし肝心の補給部隊が任務放棄してしまい、ガスのある本部が巨人に占拠されてると判明します。
手も足も出せず途方に暮れるアルミン達の前にミカサが合流。
そこでエレンがやられた事を知りますが、そこでも冷静に状況を把握して巨人を殲滅しようと皆を先導するという格好良い事をやってくれますよ。
でもそれはやはり強がりだったようで、エレンを失って予想以上にショックだった模様。
いつもならしないミスをしてピンチに陥り、思わず生きる事を諦めようとするミカサです。
しかしエレンの言葉を思い出して彼の分まで生きると決意し、再び巨人へと立ち向かって行きます。
もうね・・・、この時のミカサの心理描写とか滅茶苦茶切ないんですよ・・・。
泣きながら死んだエレンの分まで生きようと、普段は露わにしない激情を表に出して戦いに挑む彼女の姿が実に凛々しく、そして儚げに感じます。
もうこの時点でかなり興奮気味でしたが、次のページでさらなる衝撃の展開が待っていて私は驚愕しました。
巨人が巨人を攻撃しただと!?これを見た瞬間、私は思わず「なん・・だと・・・・?」と声に出してしまいましたね(^^;
巨人が人間を助けた事以上に、私はこの巨人を直感で「まさか!?こいつがアノ・・・!?」と思わず想像してしまったのです。
そしてその予感は見事に的中する事になります。
人類を食べる巨人が仲間同士で争うなどもちろん例がありません。
目の前で繰り広げられる“異変”に戸惑いを隠せないミカサですが、これをチャンスに変えて最悪の状況を打破しようとします。
一方で本部を奪還しようとしていたジャン達。
仲間が食べられてる隙に本部に入り、ガスを補給して逃げようとします。
しかし後一歩間に合わず巨人に囲まれてしまい絶体絶命。
これまでかと思われたその時、アノ巨人がまた巨人を倒してくれます。
アルミンの作戦でミカサ達がココまで誘導したようですね。
全員で力を合わせて残りの巨人を倒し、見事ガスの奪還に成功したミカサ達はその場を後にしようとします。
でもアノ巨人が他の巨人達に喰われ掛けてるのを見て思わず立ち止まるミカサです。
せめて彼の最後を見届けようと思ったんでしょうかね。
でもそれはさらなる衝撃を彼女達に与える事となります。
そう、力尽きた巨人の中から彼が現れたのです!
主人公・エレン、復活ッ!!!!!イヤ?、予想以上の衝撃展開に度肝を抜かれましたよ(^^;
どうやって復活するのかずっと気になってましたが、これまた凄い復活の仕方ですね。
しかも喰われた筈の腕や脚も元通りになってるから驚きです。
目の前で続け様に繰り広げられる信じられない状況にアルミン達は言葉を失います。
そしてエレンが生きてる事を確認したミカサは大声で泣いて喜びを表すのでした。
と、ココでめでたく主人公が復活した訳ですがこの後さらに衝撃のシーンが待ち受けてます(^^;
いやはや、これには本当に焦りましたよ。
(; д )゚ ゚エッ!?もう連載終了!?「まさかの打ち切りエンドか?」と跳び上がってビックリしてしまいました。
この後すぐに第3巻の予告が載ってて安心しましたけどね。
描き下ろしページでこんな冗談をやるとは、最後の最後まで衝撃的でしたねw
イヤ?、今巻は前巻以上に衝撃的でした!
巨人に食べられたエレンが巨人になって戦い、さらに復活するとは予想を遥かに超えてましたね。
ページを読み進める内にこんなに緊張したのは初めてかも知れません。
またエレンが戻って来るまで主人公の代役を務めたミカサが凄く魅力的でしたね。
悲しい過去に負けず今を生きる為に冷酷に徹しようとする姿に感銘を受けましたよ。
命懸けの戦いをしてるだけあってどのキャラも個性的でとても面白いです。
キャラの描き分けは及第点ですが(^^;
とにかくまだまだ続きが気になる所は満載です。
何故エレンは復活したのか?何故巨人となって皆を守ったのか?そもそも巨人とはなんなのか?
今後とも衝撃の展開に目が離せませんよ。
関連記事:
(;゜д゜)エッ!?初っ端から主人公死んだ!?「進撃の巨人」第1巻
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コメント
名無権兵衛
2010/07/18 URL 編集
名無権兵衛
正直特殊能力とか要らなかったです
弱々しい人類が如何に巨人に立ち向かっていくか
そこが肝だと思っていたので、やはり主人公は主人公たる理由と言うものがあるのですね
ちょっと前にあった「最近の漫画の主人公は血筋の良いエリートばかり」というエントリーを思い出してしまった。
2010/08/22 URL 編集