ぺたふぇち。で連載されていた桐原小鳥「冬のアゲハ」の感想です
帯には月姫、フェイトのキャラデザ担当した竹内崇が推薦文を書いてます。
「クーデレ美少女吸血鬼とちゃらちゃら刑事が織りなす極甘シロップのミステリアス・ロマンス」だとか(^^;
内容は貧乳吸血鬼とのラブラブエッチものになっております♪
一応18禁ではありませんが、性器描写があるのでご注意を。
これって一般向けに入るのだろうか?
コミックス化に当たって大幅に加筆修正がされており、特にページの都合上本誌に掲載された第2話が収録されてません。
そちらは夏コミ(3日目)で配布される解説本に収録される予定ですので興味ある方はどうぞ。
通販してくれるなら買うけど・・・。
あと本作ヒロインのタンブラーも販売するそうです。
感想は続きからどうぞ。
猟奇殺人事件の犯人を追う刑事の枸堂暁音は不思議な少女と秘密の関係を持ってます。
首にアゲハ模様の入れ墨を持つその女の子、通称「ドラちゃん」は吸血鬼の姫だそうで対価と引き換えに事件の真犯人を教えてくれるそうな。
その対価はもちろん血ですが、ついでに暁音は彼女にエッチな事をして奉仕してるようです
吸血鬼なので見た目通りの年齢とは限らないでしょうが、幼い肉体で大人の男を受け入れる姿はなんとも言えないエロさがありますね(*´д`*)=3
少女と血という関係は「破瓜」や「月経」を露わす隠語な事が多いですが、吸血鬼らしく口から血を垂らす裸のドラちゃんが妖しくも美しいですよ。
物語の背景にあるのは暁音の強い復讐心で、彼もまた殺人鬼に母親を殺されてる模様。
エッチシーンとシリアスシーンの温度差は熱湯と氷のように開きがあり、犯人に対する暁音の憎しみが色濃く描写されてます。
基本的にエッチシーンは「抜き」よりも甘々な空気を味わう類で、それ程ハードコアな描写はされてません。
いわゆる「射精」に拘らない描き方ですね。
少女マンガのエッチ描写よりも少し激しいくらいです。
男性器は描かれてますが女性器はほとんど描かれてないので。
ドラちゃんの妹分であるダンデ・ミストランド、通称「エメラルド」がやって来て二人にトラブルを持ち込みます。
親愛なる姉がドコの馬の骨かも分からぬ男に手篭めにされてると知って怒るエメラルドですが、暁音は彼女に自分達のラブラブっぷりを見せつけてやろうと目の前でエッチを始めますよ
可愛い妹分に見られてドラちゃんもいつも以上に感じてました♪
まぁ、そんな事をされれば余計に怒られて嫌われてしまいますが、取り敢えず姉の敵ではないと理解して納得したようです。
しかしそれを快く思わないのはドラちゃんの兄である彗羽です。
大事な妹の純潔が奪われたと知ってエメラルドに暁音を殺すよう命じ、それに彼女は逆らえず彼の命を奪おうとします。
実際に殺したのは彗羽の方でエメラルドは囮ですが。
二人の会話からドラちゃんが普通の吸血鬼ではない事や、暁音に何か特別な処置が施されてる事が推測出来ますが詳細は分かりません。
吸血されてるのに暁音がドラちゃんの下僕になってないとか、その辺は解説本を読まないとダメですね。
そして兄が暁音に手を掛けた事を知ったドラちゃんは怒ってエメラルドを折檻します
血の繋がりが無いとはいえ姉妹の百合エッチは耽美で淫美です良いね(*´д`*)=3
その後ドラちゃんは自らのアゲハ蝶を暁音に宿す事で彼を人外の者として生き永らえさせます。
普段はクールで高飛車でエッチの時だけ甘い声を発するドラちゃんですが、やっぱり暁音が大好きなようで生き返った時は涙を流して喜んでました。
照れ隠しにすぐビンタしたり罵声を浴びせたりする所は彼女らしいけど(^^;
ドラちゃんは暁音の命を狙った兄への当て付けに暁音と何度も何度もエッチしてましたよ。
ひょんな事で寿命以外で死ねない身体となった暁音ですが、その事に関してはむしろ喜んですら居る模様。
これで人外の殺人鬼とも対等に渡り合えると思ったようですね。
さらに人ではない者を判別出来るようになり、そのお陰で母親を殺した犯人を見つける事に成功します。
犯人の逃げた居場所を知る為に暁音はドラちゃんに教えて貰おうとしますが、彼女は暁音を人殺しにする訳には行かないと拒否。
それなら自分で探すと言う暁音に対し、ならば自分を殺してから行けと引き止めます。
例え自分の命を失う事になろうとも愛する者が穢れるのを防ぎたいと、ドラちゃんの暁音への想いの深さが分かりますよ。
そんな彼女を暁音は殺せる筈もなく、涙を流して復讐を諦めるのでした。
そして犯人はドラちゃんが殺し、彼の代わりに穢れを背負ってあげます。
その直後にアゲハ模様を持つ初老の老人が現れ、意味深な言葉を告げて本編は終わりです。
この辺の設定とか伏線がかなり消化不良になってしまったのがちょっと残念ですね。
解説本でどのような意味があったのか書かれてると良いのですが・・・。
エピローグは後日談。
ちなみにドラちゃんへの対価はもう一つあり、それは彼女に名前を付ける事だったようです。
暁音が付けた彼女の名前は「宝石」。
その名を呼ぶと暁音は彼女の自由を支配する事が出来るようです。
普通の吸血鬼と従者とは逆の関係ですね。
左手の薬指にハマる鎖がエンゲージリングのようで良いラストでした♪
所々描き切れなかった部分がありますが、暁音とドラちゃんのラブラブシーンは非常に甘々で良かったです。
どこか倒錯的でインモラルなドラちゃんもとい宝石に魅了されましたよ。
これは是非とも解説本を読んでみたいですね。
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