百合姫アンソロジー「百合姫Wildrose」Vol.6の感想です。
4と5がほぼ連続で刊行された為か今回は半年振りに発売されましたね。
これもせめて季刊化してくれると嬉しいんですが（＾＾；
収録作は繋がってる話もあるもののほとんどが読み切りですので、そろそろ連載も読みたくなった感じもします。
あと早くコミックス化して欲しいですね。
さて、今号も女の子同士のラブラブエッチが満載ですよ♪
感想は続きからどうぞ。
＜ロクロイチ「夢の話」＞女の子が好きな事を誰にも内明かせず悩んでいた三上菜穂。
しかし隣りのクラスの神田有とその友人らも女の子が好きと公言していた為内心喜びます。
「自分だけが変じゃないんだ」と希望を持った菜穂はその後有に積極的にアプローチし、話し掛けたり手を握ったりして彼女への想いを募らせます。
ところが有の友人らは冗談で言っていたようで、それを知って菜穂はショックを受け落胆してしまうのでした。
それでも有は本気で女の子が好きなようで、ずっと前から菜穂の事を気に掛けていたようですね。
自分の気持ちを信じて貰えるように有は菜穂の身体を気持ち良くしてあげますよ
この話は恋の悩みを誰にも明かせずにいた菜穂が希望を手にするも、それを失って絶望するモノローグが凄く切なくて深く感情移入してしまいました。
やっぱり普通の女子からしてみれば女の子が好きという女の子は中々受け入れて貰えないですからね。
その為百合っ娘はいつも人知れず恋に悩んでる訳ですよ。
その様子が丁寧に描写されてて良かったです。
＜ピエール山本「Love the world」＞玲の家庭教師をしてる大学生のちひろ。
一見美少女の玲ですが、その正体は大雑把で面倒臭がりの我儘な女の子だった模様。
そんなある日玲はちひろにテストで90点以上取ったらなんでも言う事聞いて欲しいと一方的に約束させます。
そして実際に90点以上取ってみせ、ちひろに無理矢理言う事聞かせるのでした。
玲のお願いはちひろとのエッチだったようで、強引に彼女を押し倒して身体中を愛撫しますよ
初めは戸惑ってたちひろでしたが、彼女が自分の事を好きだと知って素直に受け入れてました。
家庭教師と生徒モノは百合でも多いですが、エッチありだと攻守逆転する場合が多いですよね?。
教え子に強引にエッチな事されるというシチュエーションもまた好きです♪
＜百乃モト「gravity」＞幼馴染みの美春とエッチな関係を持ってる沙耶。
彼女の事が好きだからエッチしてる訳ですが、美春は興味本位でしてると付き放します。
さらに男とのエッチにも興味があると言い出し、挙句の果てに自分に好意を寄せる男とデートしますよ。
でもそれは自分達の関係がいつまでも続く筈が無いと思い悩んでの決断であり、沙耶の為を思っての行為だったようです。
しかし沙耶は「私には美春ちゃんしかいない」と言って、彼女を失うくらいなら死んでやると自暴自棄になります。
それを電話越しに聞いたちひろは慌てて沙耶の下へ向かい、生きてて良かったと改めて彼女が好きな事に気付くのでした。
ってかまぁ、こんな事言われたら誰だって駆け付けるよな?（＾＾；
沙耶の為に良かれと思って突き放したちひろですが逆に彼女を追い詰めてしまったようですね。
他人と少し違う恋愛は両想いになった後もずっと自分との葛藤は続くものなんでしょう。
そう思うとちひろの行動もちょっと解らなくもないと思いました。
＜再田ニカ「放課後ベリーガール」＞おっとりしていて友達グループのお母さん的存在のちくさ。
でも彼女を付き合ってるサカエにとってはそんな事はなく、いつもドキドキしてムラムラしてしまう恋人のようです。
いつもはクールなちくさがサカエの前でだけエッチだ甘えん坊な女の子になる様子が良いですね♪
四六時中サカエとラブラブしていたいと密かに思っているちくさが可愛かったです。
＜南崎いく「Moment LIke Fireworks」＞今回は小夜と里津子の話の続きが久しぶりに描かれました。
Vol.2以来の3回目ですね。
里律子は既に大学生になってるようです。
ってか小夜が里律子を「りっちゃあぁん♥」と叫ぶのがけいおん律を呼んでるようにしか聞こえんｗｗｗ
浴衣を着て花火大会に行く二人ですが、そこで小夜の中学時代の友人と出逢います。
こういう時って普通ならお互いを恋人だと紹介出来ますが、さすがに女の子と付き合ってるとは中々言えないようですね。
それで普通ならそれが基で気まずくなったりするんですが、大人の里律子はちゃんと小夜の事を理解していて許してあげるのでした。
そのお詫びじゃないですが、里律子を目一杯気持ち良くしてあげる小夜です
浴衣を着て青姦とかさすが南崎先生、エロさがずば抜けてる（*´д｀*）=3ﾊｧﾊｧ
＜田中琳「ベッドで夢中♥」＞前号のりなとちあき先輩の続き。
超奥手なちあきを落として恋人同士になったりなですが、やっぱりエッチの時もちあきはドコか消極的な様子。
それがちょっと不満なりなはちあきの裸が見たいとお願いするも恥ずかしがられて断られてしまいます。
自分からおねだりするとかりなはエロい娘だな?（*´д｀*）=3
恥ずかしがり屋なちあきですが先輩としてエッチをリードしようと必死になり過ぎていたようです。
少しでもりなに気持ち良くなって貰いたいと思いながらも巧く出来なくて焦っていたんですね。
これ、どちらかというとりながちあき先輩を攻めた方がエロくなりそうな気がするな?。
奥手なちあきの乱れる姿も見てみたいとちょっと思いました（＾＾；
＜井波はじめ「ハニーインフェルノ」＞ひょんな事から天使を拾ってしまった悪魔のハウト。
しかも彼女は魅了の呪いを掛けられており、目が覚めた時に目の前に居たハウトを好きになってしまいます。
折角だから彼女を家に連れて帰ったハウトは下僕にしてエッチな事をさせようとしますよ。
でも天使だから性知識は皆無のようでイマイチ調子が狂うと困惑してました。
ハウトが徐々に天使の彼女に惹かれて行く様子が分かりますね。
彼女の純粋な心に悪魔のハウトも魅了されてしまったようです。
＜三国ハヂメ「夏のお嬢さんたち」＞大人の茉莉と付き合ってるカコ。
夏休み中のカコに何処かへ遊びに行こうと誘われるも、仕事がある茉莉は早々出掛けられず不満がられてしまいます。
しかも室内でクーラーのある所でパソコン作業の為、尚更外に出る気にならないようですね。
暑いの嫌いな茉莉ですが、カコとのエッチで汗だくになるのは好きなようです
子供らしく我儘を言って甘えるカコとそれを冷静になだめる大人な茉莉という関係が良かったです。
＜森島明子「海風が薫る」＞夏休みになって東京から海の見える町に帰って来た親戚のお姉さんの海凪子。
風薫は彼女の事が好きですが、都会でエッチな大人になってしまった海凪子に嫉妬してしまいます。
さらに海凪子の色っぽいフェロモンに誘惑された風薫は我慢出来なくなり彼女を押し倒しますよ。
彼女の身体を愛撫する風薫ですが、胸を舐めた後どうすれば良いか分からなくなった模様。
そこからは海凪子に教えて貰いながらエッチを続ける風薫です。
海凪子もずっと風薫を想っていたようで彼女の事を考えてオ○ニーまでしていたようです
離れ離れになっていた分再会した時により想いが大きくなるんですよね。
好きな人が知らない間に大人になってしまったと不安になるもそうじゃなくて安心してエッチする風薫と海凪子でした。
＜柚葉せいろ「5秒の恋」＞携帯でたまたま見た「助けて欲しい」という書き込みを見て思わずその場所に行ってしまった少女は、そこで黒髪の可愛い女の子を見つけます。
しかも彼女にいきなりキスをされてしまい、押し倒されて服を脱がされてしまいますよ♪
悩んでる時に本音を打ち明けられる存在って生きる支えになりますよね。
彼女はそんな女の子を探しており、一瞬だけ書き込んだ文章を見つけてくれた少女に運命を感じたようです。
まぁ、その子からしてみたら何が何だか分からない内にエッチな事されてしまった訳ですが（＾＾；
この話で最初に書き込まれたのってツイッターかな？
その書き込みをした女の子の気持ちは凄く共感を覚えました。
今号もエッチでラブラブで切ない百合百合な話が満載でしたね。
ロクロイチや百乃モトは相変わらず切なくて良い百合を描くと思いました。
三国先生や森島先生は最早ベテランの貫禄すらありますよ。
そして南崎先生はエッチ描写が濃厚でｗ
ちょっと気になったのはページが短い話が多かった事ですね。
6?8ページの作品が3つ、4つありましたから。
その短さでエッチシーンを入れるとなるとかなりストーリーを省かなきゃならないようで、どれもあっさりした話が多かったような気がします。
個人的にはじっくりストーリーを描いた後でエッチシーンに持って行って欲しかったので少し勿体無いと思いました。
全体的にはどれもこれも面白くて満足してますけどね。
次は年内にもう一回読めるかな？
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