既刊本レビュー。
今回はガンガンJOKER連載中の藤原ここあ「妖狐×僕SS」第4巻の感想です。
アニメはどこで終わらせるんだろうか・・・。
この巻で第一章は終わりとなりますが、今のままのペースじゃ1クールではここまで行きません。
まだ2巻の半分くらいですからね(^^;
順番も少しずつバラバラになって来たうえオリジナル要素も加わって来てるのでどうなるか予想付きませんよ。
2クールなのか分割なのか気になる所です。
それでは凛々蝶と双熾の最初の物語の結末をご覧あれ。
感想は続きからどうぞ。
連勝のSSである野ばらには副業があります。
「野薔薇霊章相談所」という名前で妖怪が起こす怪異現象を鎮める仕事をしており、今回その仕事に連勝も付いていく事になります。
凛々蝶が触手責めに遭う光景を妄想する野ばらが相変わらず変態ですね(^^;
って今週のアニメの話ってこれか?
田舎の古い校舎で行方不明になった女性を探す仕事で、彼女を過去の思い出へと誘った「袖引き狢」と退治して戦う野ばらの雄姿が拝めますよ。
袖引き狢は思い出を引き摺る人物を古い記憶の中へ閉じ込める能力を持つんですが、それが後々重要な伏線となります。
ちなみに妖怪は退治しても完全に消滅させる事は出来ません。
行方不明になっていた女性の正体が意表を突いていて驚かされました。
また野ばらのストライクゾーンの広さにも驚かされましたねw
番外編ショートコミックではまた野ばらの格言が拝めます。
つるぺたもムチムチも両方イケるとはばら様さすがですねwww
とても女性の発想とは思えませんよ、作者的にも(^^;
野ばらのブラジャーおっぱいが堪らない(*´д`*)=3ハァハァ
年の瀬が迫って来て妖館も大掃除に追われます。
年末年始ほとんどの住人は実家に帰るそうですが、双熾だけは事情があって帰れない様子です。
まぁ元々軟禁生活だったのを周りの大人達の助力を得て抜け出して来た訳ですからね。
妖館に独りでは余りにも寂しそうだという事で凛々蝶が自分ちに連れていく事になります。
恋人同士が片方の実家に行くなんて普通は両親への挨拶を意味するでしょうが、生憎と凛々蝶の両親は彼女に全く関心が無いからそんなイベントも起こりません。
その代わりという訳ではありませんが、二人は先祖返りの代表である老婆に挨拶に行く事になります。
悟ヶ原思紋と呼ばれる女性は妖怪「サトリ」の先祖返りです。
彼女の能力は人の心を見抜く事で、その力のせいで長年自室から一歩も出られない生活を強いられてると分かります。
もっとも双熾よりは扱いも良いようで、彼女の力に縋って様々な業界のお偉いさん方が頻繁に訪れてるそうな。
事実上先祖返りの中で一番権力を持つ女性であり、また妖館を作ったのも彼女だと分かります。
シークレットサービスの職業も元々は凶暴な先祖返りの力を活かす為に作ったシステムだったそうです。
見た目とは裏腹に非常に明るく気さくなお婆ちゃんで凛々蝶には幼い頃から好くしてくれた模様。
凛々蝶が双熾と恋人になった事を凄く喜び、以前よりもずっと明るくなった彼女を見て温かい目で見ていましたよ。
また双熾は彼女のお陰で自分が自由の身になれたと分かり、お陰で凛々蝶と出逢えたと深く感謝を示します。
で、実家に帰った凛々蝶達ですがそりゃあもうラブラブが激しいのなんのって(^^;
もし事件が起こらなかったらそのまま初セックルしていたと思いますよ
平和な日常を打ち砕いたのは一通の電話でした。
なんとカルタが夜道で無数の妖怪の群れに襲われ、瀕死の重傷を負わされてしまったのです。
通常妖怪は群れる事はない為さすがのカルタも敵わなかった模様。
激しい怒りと無力感に打ち震える渡狸の気持ちが痛いほど伝わって来ますね。
それと同時に渡狸にとってカルタが如何に大切な存在かも分かりますよ。
凛々蝶もショックの余りかなり元気のない様子で双熾も思わず心配してしまいます。
カルタが目を覚まさないまま数日過ぎますが、ある日突然そのカルタが消えてしまうからさらに大変です。
残夏の力を使って見つけ出すと、カルタは何故かがしゃどくろの姿のまま人に戻れなくなっていました。
どうやら襲われた時に身体に呪印を掛けられていたようです。
段々と意識が薄れていき、妖怪の本能が目覚めていく感覚を覚えたカルタはこのままでは皆を傷付けてしまうと、その前に自分を処分して欲しいと言うから余りにも悲し過ぎますよ。
それに対してカルタが一生元に戻れなくても傍に居ると告げる渡狸が格好良いですね。
もちろん凛々蝶達も同じ気持ちで、皆が大切に想ってくれてるのを知って大粒の涙を零すカルタでした。
事情を知った蜻蛉もやって来、皆でカルタを襲った犯人捜しを始めます。
ってイチャついてる場合かお前らッ!
カルタが大変な時にも拘らずラブラブする凛々蝶と双熾が憎らしいほど羨ましいですね(^^;
もっとも双熾にとっては何かを予見しての事だったのかもしれません。
残夏からカルタを襲った人物が再び彼女の前に現れると聞かされた双熾、野ばら、蜻蛉は三人でそいつを捕えようと考えます。
連勝と渡狸は戦闘向きではありませんし、残夏が前に予知したイメージが凛々蝶の死と双熾は思っていたからです。
残夏に運命は変えられないと言われても双熾は黙ってそれを受け入れる気にはなれなかったのでしょう。
カルタを襲ったのは犬神命という先祖返りの少年でした。
彼は先祖返り達を操って「百鬼夜行」という大事件を行おうとしてるようです。
皆犬神に操られてると知って野ばら達は手出し出来ず、防戦一方に陥ってしまうから形勢はかなり悪い状態になります。
カルタまで蜻蛉達を敵と見做して襲って来るから精神的にもキツイでしょうね。
するとそこに思紋のSSである烏丸クロエが現れます。
しかしクロエは暴走する先祖返り達を純粋な妖怪と見做し、殺処理しようとするからさらに状況は悪化してしまいますよ。
双熾は犬神少年を倒そうと良い所まで追い詰めますが、自分にも呪印を掛けられてしまうから大ピンチです。
双熾はこのまま妖怪化して凛々蝶を襲うくらいなら死んだ方がマシと自決しようとします。
そこを間一髪凛々蝶が止め、双熾の代わりに犬神に立ち向かって行きます。
死ぬ時は一緒と言ってくれた凛々蝶を双熾はきっと心の底から嬉しく思った事でしょう。
凛々蝶が自分を大切に想ってくれてると分かったからこそ、双熾は彼女の為なら命を失うのも怖くないと感じたんだと思います。
それ故に双熾のその行動は必然だった訳です・・・。
犬神少年の刃から凛々蝶を守る為、双熾は身代わりとなって死んでしまいます・・・。
目の前で恋人の首を切り落とされた凛々蝶の絶望が半端ないですね。
結局残夏の予知したイメージとは双熾の死だったと判明します。
第一章の最後は思紋の記録で語られますが、詳しくは次巻に持ち越しです。
ただ一つ確かなのは、双熾が凛々蝶を深く愛していたという事実でした。
そして再び巡り逢う凛々蝶と双熾!長い長いプロローグがようやく終わりを告げ、別の時間・別の場所で前とは異なる関係性を築いていく先祖返り達の新しい物語が始まります。
ここまで一気読みして絶句しましたね(^^;
まさかこんな大胆な展開を持って来るとは衝撃的過ぎて呆然としましたよ。
「前振り長過ぎ!」とツッコミ入れる余裕すらなかったです。
ヤケに凛々蝶と双熾が恋人になるのが早いと思ったらこんな結末が待ってるとは思いも依らなかったですね。
アニメでここまでやったとしてどんな反応になるのか気になります。
ってかここからが本番だからやってくれないと困るんだよな〜。
第二章からはさらに面白くなるので目が離せませんよ。
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