既刊本レビュー。
今回はガンガンJOKER連載中の藤原ここあ「妖狐×僕SS」第5巻の感想です。
アニメでどこまでやるのか分からなかったので3月はレビューしませんでしたが、まさかあんな中途半端な所で終わらせるとは・・・。
まぁあれはあれで一つの物語としては完結してるのでアニメから入った人にはスッキリしたラストだと思います。
でもやっぱり第二章からが本番なので2期やってくれないといぬぼくの真の面白さは分からないというのが個人的見解かな?
第一章で明かされなかった伏線も徐々に解決していくので見所満載ですよ。
感想は続きからどうぞ。
あれから23年後!犬神命が起こした百鬼夜行事件に巻き込まれた凛々蝶達は、反ノ塚連勝以外全員死亡という最悪の形で幕を閉じました・・・。
その後、先祖返りである凛々蝶達は転生して再び巡り合う事になります。
もっとも凛々蝶は過去の記憶を忘れてしまってますがね。
凛々蝶を始めほとんどのキャラが前世と同じような容姿をしてますが年齢や身長、髪形などが微妙に違っています。
その辺の違いを見比べてみるのもまた面白いですね。
性格はほとんど変わっておらず凛々蝶は相変わらず悪態をついては落ち込むツンしゅんッ娘、双熾は変態ドSストーカー野郎なので二人のやり取りは前世とほとんど変わりませんw
大きな違いは双熾との手紙のやり取りは行っておらず、また双熾がいきなり凛々蝶に告白する所でしょう。
妖館に住んでる住人も一章とは異なっており、二章では野ばらや連勝はおらずちのちゃんが今度は住人として暮らしています。
ちなみに妖館は前回とは別の場所にあるようで、同じようなマンションが全国に多数あると分かりますよ。
先祖返りは来世でも同じような生き方をすると言われてますが完全に同じという訳ではありません。
先に上げた手紙もそうですが、凛々蝶の対人関係へのトラウマなど生い立ちや境遇も微妙に異なっています。
となると双熾が何故SSとして凛々蝶に仕えてるかとか、何故凛々蝶を好きになったのかが不明なのでその辺が新たな謎になりますね。
前世の記憶は持ってなかった凛々蝶ですが、ある日連勝と再会した事でその一端を思い出してしまいます。
カルタ達と過ごした日々や双熾が殺された時の様子が一瞬脳裏に過り、パニックに陥って気絶してしまう凛々蝶です。
目が覚めた時にはほとんど忘れてしまってましたが、夢の中で何度も思い出しては忘れるを繰り返す為さすがの凛々蝶も不安を隠せない様子。
生まれ変わった今でも双熾が殺された時の事がトラウマとなって魂の奥底を蝕んでる事が分かります。
それ故に今目の前にいる双熾がかつて恋人だった彼なのかと、前世と現世の記憶が混じって最早何が何だか分からず混乱していました。
それに対して双熾は前世の記憶を受け継いでるのか、自分を前世の双熾の代わりだと思って接して良いと言います。
凛々蝶にかつての恋人のように扱ってくれて構わないと言ってる事から覚えてる事はまず間違いなさそうですね。
凛々蝶もひとまずそれを受け入れる事にし、前世で双熾は死んでおらず今の彼がその人だと思い込む事で精神を保とうとしてました。
もちろんさすがにまだ恋人として接する事は無理そうですけどね。
第一章でメイドだったちのちゃんは第二章ではレギュラーキャラに昇格。
凛々蝶と同じ妖館の住人となり、クラスメイトとして頻繁に話に絡んで来るようになります。
この辺をアニメ化してくれるとまた面白いんだけどな〜(^^;
もちろんおっぱいの大きさは相変わらずドデカいです♪
さらにもう一人、なんと蜻蛉がクラスメイトというから凛々蝶はウンザリしてましたよw
生まれ変わっても相変わらず肉便器やら雌奴隷やら言いまくりで変態なのは健在のようですね(^^;
ちなみに蜻蛉のSSは残夏が勤めています。
双熾や残夏と同い年(19歳)の蜻蛉が何故高1なのかというと4年留年してるからだそうで、今世で双熾はSSではなく普通に幼馴染として蜻蛉と交流していた事が分かります。
妖館に帰った後皆でゲームして遊び、その中で蜻蛉が童貞である事が双熾の口からバラされてましたよwww
前世で双熾が代筆していた凛々蝶の手紙はちゃんと蜻蛉が返事を書いており現在もやり取りは続いてるようですが、凛々蝶は双熾の事を考えもう辞めたいと思ってる様子。
でも蜻蛉は今度こそ凛々蝶を双熾に渡す気はないと考えてるように思え、また三角関係に発展しそうな予感を醸し出していました。
凛々蝶の悪態・毒舌を直す話では双熾の女体化「双子(そうこ」が初登場します(^^;
双熾の変化の術は他人に化けられるだけでなくこういう事も出来るんですね。
妖艶な格好で男子生徒を誘惑する所がなんとも淫らでしたよ♪
見た目は変わっても中身は双熾な為、罰ゲームで双子に変態的な辱めを受ける凛々蝶が憐れでしたw
ある日、残夏達は凛々蝶や双熾に内緒で定例会議を開きます。
たまにこうやってそれぞれの近況を報告し合ってるようです。
転生後の野ばらは中学3年生になっており、胸がなんとも残念なレベルになってましたよ(^^;
もちろん中身は相変わらずメニアックですけどねw
逆にカルタは20歳のお姉さんに。
凛々しさと可愛さを兼ね備えたショートヘアがまた良いですね♪
ちなみにカルタは前世と同じく妖館でSSしてるんですが、凛々蝶に記憶を思い出させない為深く関わる事が出来ない模様。
前世で特に辛い想いをした凛々蝶や渡狸にはこのまま忘れてくれていた方が本人の為だと考えてるようです。
23年前双熾が死んだあと、凛々蝶達は各々別々の場所で悲惨な死を遂げました。
凛々蝶は双熾の仇を打とうとして殉死し、野ばらや蜻蛉はカルタを探す内に敵にやられ、そのカルタも人知れず死亡。
残夏や渡狸やちのちゃんも百鬼夜行に巻き込まれ、さらに多くの先祖返りが犠牲になった事が明かされます。
唯一生き残った連勝だけが生まれ変わる事なく41歳になり、他は皆それぞれの家に再び先祖返りとして転生した模様。
ここ数十年は平和が続いてるようですが、いつまた百鬼夜行が起こるか分からない為野ばら達は犯人探しに意欲を燃やしていました。
そんな中で現在気になってるのは双熾の目的。
記憶を受け継いでる様子が伺えるのにそれを隠そうとしてるのは何故なのか、何故凛々蝶の記憶を封印しようとしてるのか皆疑問に思ってる様子です。
ネコミミメイドの凛々蝶を触手凌辱番外編はヤングガンガンに掲載された第一章のサブエピソードです。
メイド喫茶でバイトをする凛々蝶ですが生来の悪癖のせいでツンデレ喫茶になってましたよ(^^;
お客として野ばらがやって来ますが、可愛い服に身を包んだ凛々蝶を見て触手に犯される妄想して鼻血を出すから変態過ぎますねwww
触手責めされて卑猥な格好をさせられる妄想内の凛々蝶がメニアックで興奮しました(*´д`*)=3ハァハァ
女子高生メイドの使用済みパンツとブラジャーさらに野ばらの妄想は留まる所を知りません。
じゃんけんゲームに勝ったら凛々蝶とカルタの下着を景品に欲しいとエロい妄想して興奮する野ばらに凛々蝶もドン引きしてました(^^;
二人の下着を双熾や渡狸に売りつけたら凄い高値で買ってくれそうだなw
カバー下表紙・裏表紙では双熾のぶっちゃけぶりが笑えます。
双熾が凛々蝶に変化してやる事と言ったらオナニーしか無いだろうなぁ(^^;
また顔文字で凛々蝶への愛を表現するネタに爆笑しましたw
双熾の変態的な愛情に凛々蝶はドン引きしてましたけどね。
という訳で第二章からは転生後の凛々蝶達の物語が始まります。
第一章での「時間は重みだ」や河住丈太郎が言った「来世の俺は本当に俺か?」が何を指していたのか、その本当の意味がここから明らかになりますよ。
転生後は各キャラの関係性も変わっている為、もう以前のような皆で過ごす日常が戻って来ないという暗示がされていて寂しさを感じてしまいました。
凛々蝶に関してもこのまますんなり双熾と恋人になりそうもないですし、この先どんな展開が待ってるのか非常に気になります。
取り敢えずちのちゃんがレギュラーに昇格してくれて嬉しかったですけどね。
しかし第二章という事は第三章ではまた転生する可能性もあるような気がするな〜。
今回の転生だってまさか本当に連勝以外全員殺すとは思わなかったから驚きましたよ(^^;
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