これは長い長い時間のお話・・・。ガンガンJOKER連載中の藤原ここあ「妖狐×僕SS」第7巻の感想です。
コミックス化をもう少し早くして欲しいなぁ・・・。
本誌では今月号で第二章完結ですが次にコミックス化されるのは11月と結構遅めです。
全三章の予定だそうですが、アニメが第一章の途中で終わってるだけに是非とも最後までアニメ化して欲しいですね。
BD第7巻には未放送第第13話が収録される予定ですがそれは二章の話なのかな?
今巻は第二章クライマックスへと繋がる日常回を中心に双熾の心情が描かれています。
果たして双熾は前世の記憶を受け継いでいるのか?
感想は続きからどうぞ。
前世の記憶を取り戻した事により双熾との主従関係を解消した凛々蝶に野ばらが自分がSSをやると言い出します。
高校に入学したら妖館に住むそうで、前世のカルタのように高校行きながらSSの仕事をしてお金を稼ぎたいようです。
前は連勝のSSしてましたが野ばらはやっぱり女の子のSSをしたいようですね(^^;
凛々蝶なら大歓迎だと言って久しぶりの妖館を案内して貰ってました。
妖館は日本中の至る所にあるそうですが基本的に内装は同じ模様。
前世での思い出を振り返って凛々蝶の裸とか思い出す野ばらです♪
凛々蝶は野ばら達は前世と同じように見れるものの双熾だけはそうは見れないと感じてる様子。
やはり恋人だっただけに僅かな違いが微妙な違和感として胸に突き刺さるんでしょうね。
今のままでは双熾と誠実なお付き合いを出来ない為凛々蝶は仮初めの恋人関係を止めたようです。
凛々蝶は百鬼夜行の真実を突き止めるつもりのようで、全てが解決した後で改めて双熾と新しい関係を築いていきたいと言ってました。
そんな凛々蝶の想いを知らず双熾は何やら怪しげな行動を取ります。
どうやら前世で埋めたタイムカプセルを探してるようですが、それを一足先に残夏が掘り起こしていた模様。
前世の自分が書いた手紙を返すよう要求する双熾に対し、蜻蛉はどうしてそこまでそれに執着するのか訊き出そうとするから二人の間で再び刃を交わす事になりますよ。
勝負は今世でも双熾が勝ちますが、蜻蛉に言われて残夏が手紙の中身を見るから形勢は逆転します。
すると封筒の中に入っていたのは意外にもSDメモリーカードだったから驚きです。
その中に収録されていたのは前世の凛々蝶の大量の写真とやり取りした膨大な手紙の内容でした。
ここで残夏は双熾の過去を読み取り、今世でどんな幼少時代を生きて来たかを知ります。
それはまたしても凛々蝶の愛に辛うじて救われた厳しいものだった模様。
前世で好き勝手女性を口説いた揚句に犬神命に殺されたせいで今世で双熾は前以上に酷い監禁生活を送らされた事が分かります。
そこを助けてくれたのはまたしても蜻蛉の母(今世では祖母?)の菖蒲で、彼女は前世で凛々蝶に頼まれて双熾が生まれ変わった後の事を心配していた様子です。
監禁生活から解放されて外の世界を知った双熾ですがやはり気になるのは凛々蝶の事で、彼女にお礼を言う為に妖館で待っていた事が明らかになります。
生まれ変わった凛々蝶と出逢った双熾はすぐに彼女に惹かれ、凛々蝶を通して知らなかった感情を学んでいきます。
それが恋心と分かると同時に過去の自分への嫉妬心も生まれ、彼女に心から想われていた前世の双熾を恨めしくも思った様子。
つまり今世の双熾は前世の双熾の記憶はなく、昔の自分を今の自分とは違う別人と見てると分かります。
例え記憶がなくともただひたすら凛々蝶を想い続ける双熾の真っ直ぐな愛情に残夏も蜻蛉も驚いていましたよ。
SDカードも過去の自分との決別の意味を込めて処分するつもりだったようですね。
でも中身を見て前世の双熾がどれだけ凛々蝶に想われていたか知って再び羨ましくなった双熾でした。
一方その頃、渡狸は犬神命と強引に友達になって一緒に遊んでいました。
犬神は面倒臭がってましたが慕って来る渡狸を無下にも出来ず悪態をつきながらも相手にしてましたよ(^^;
クールで強くて一匹狼な犬神に憧れてる渡狸に対し、舎弟のように命令したりパシリに使おうとする犬神とのやり取りが面白かったです。
もちろん犬神にとってはただのきまぐれに過ぎませんが、ところどころで意味深な発言をしてるから素性が気になりますね。
自分をラプンツェルに例えて理由があって百鬼夜行を繰り返してるような事を示唆してました。
野ばらの歓迎会をする事になって妖館でコスプレパーティを開きます。
野ばらの喜びそうなセクシーなアラビアン衣装に着替えさせられて恥ずかしそうにする凛々蝶が良いですね♪
ちのちゃんが参加してればもっと大胆な衣装を着せられただろうに残念だな〜(^^;
他にはミニスカポリスに扮し、シスターに扮するカルタと共にコスキャバの如く野ばらを接待してましたよ。
綺麗どころだけでなく残夏や蜻蛉の女装も見られるから笑えますw
でも渡狸の女装は童顔もあって凄く可愛かったです。
好例の野ばらのメニアック講座(^^;
コスプレは着こなしが大事という事で、エプロンなら裸、ビキニアーマーなら重量武器と男心をくすぐるシチュエーションを熱弁します。
裸エプロンでクリーム塗れになってるカルタがエロいですね
凛々蝶は体操着で例えます。
ブルマに上着を入れるか入れないかでまたメニア具合も変わるようで、はみパンを気にして恥ずかしがる凛々蝶を妄想して鼻血を出す野ばらでしたwww
相変わらず野ばらは濃過ぎる妄想するな〜(^^;
今回は負けじと蜻蛉もメニアックなシチュエーションを熱弁しますが、どれもこれもシュールなものばかりだからウケますよ。
楽しい時間を過ごす内に夜も更けてお子様な渡狸は寝てしまい、一段落して凛々蝶達は昔話に華を咲かせます。
でもそれを渡狸に聞かれてしまったようで皆との関係を不審に思って戸惑ってる様子でした。
ちなみにパーティに参加出来なかった双熾は凄く悔しがり、凛々蝶のコスプレ写真をくれと残夏に媚び売ってました(^^;
あれから双熾は百鬼夜行について調べていたようで、それによるとどうやら百鬼夜行は前世以前に起こった記録は無かった模様。
先祖返りが妖怪化する事は度々あるもののその都度すぐに対処されて元に戻る事も多かったようです。
しかし犬神が起こした妖怪化では誰も元には戻らず、また「今回は上手く出来なかった」と言っていたのが引っ掛かると双熾達は疑問に思います。
まず間違いなく以前にも百鬼夜行を起こした事があるのに何故記録に残っていないのか?
残夏は再び良くない未来が迫って来てる事を示唆し、調査を急ぐよう双熾に頼みます。
凛々蝶達が前世の記憶を受け継ぎながら現世で新しい人生を生きているのに対し、連勝だけはいつまでも過去に囚われて前へ進めない様子。
もうあの頃に戻れないと分かってても叶わぬ願いに夢を馳せる事を止められないんでしょうね。
父親の目線で皆を見守る事しか出来ず歯痒い思いをしてはいるものの、それ故に例え皆がどれだけ前世と違っていても大切に想ってる事が分かります。
変わってしまった所は多くても根本的な人間性は皆変わってないからこそ懐かしく思えるのでしょう。
連勝の言葉を聞いた凛々蝶はきっと蜻蛉もそうなのだろうと思い、前世では気付かなかった彼の気遣いを知って改めてお礼を述べてました。
平和な夜が更けていく中で犬神が暗躍し始めます。
まさか早速クロエが殺されてしまうとは・・・。
どうやら犬神は思紋の古い知り合いの様子。
百鬼夜行の秘密は千年桜に隠されているようですが、また23年前で百鬼夜行を起こそうとしてるというのがどういう意味なのか非常に気になります。
番外編はハロウィンネタ。
カルタが胸の谷間を露出したセクシーなコスプレで渡狸に迫ります♪
こんなエロ可愛い女の子に悪戯されるならむしろ喜ぶ所ですよねw
是非ともカルタに性的な意味で食べられたいです(*´д`*)=3
当然双熾も凛々蝶に悪戯されたいと思ってる様子。
でも悪戯したいとも思ってるようで、可愛らしい魔女に扮した凛々蝶をたっぷり写真に収めてました。
仕返しに双熾に悪戯する凛々蝶ですが、逆に双熾にとっては御褒美だったようで身悶えてハァハァさせる結果になってましたよ(^^;
前世の記憶がなくとも凛々蝶を想い続ける双熾の愛が誠実でしたね。
恐らく切っ掛けは違っても過去の人生に於いてそうやって何度も彼女を愛して来たんだと思います。
それだけに生まれ変わっても凛々蝶に想われ続ける前世の自分に嫉妬してしまう気持ちがなんとも切ないです。
いくら昔の自分のように振る舞ってもどこか違うと否定されてしまうから遣る瀬無さが込み上げる事でしょう。
双熾にとって凛々蝶は自分を救ってくれた存在でもあり、自分を過去に縛り付けてる厄介な存在でもあるんだと思います。
凛々蝶もそれを自覚してるから双熾と別れた訳ですけどね。
他の皆も中々前世の自分と今の自分を区別して考えられないようで苦労してるのが分かりますよ。
犬神は好きで百鬼夜行を起こしてるのか微妙な所ですが何か目的や理由がある事だけは明らかでしょう。
千年桜に封印されたものが何なのか続きが気になります。
同時発売のアンソロジーでも原作者の漫画が読めますので是非どうぞ。
関連記事:
今の双熾と昔の双熾との間で揺れ動く凛々蝶の想い「妖狐×僕SS」第6巻第二章開幕!生まれ変わった凛々蝶達の新たな物語「妖狐×僕SS」第5巻第一章完結。凛々蝶と双熾を待つ壮絶な結末・・・!「妖狐×僕SS」第4巻お風呂で裸でキャッキャウフフする美少女妖怪達♪「妖狐×僕SS」第3巻凛々蝶を巡る双熾と蜻蛉の三角関係バトル!「妖狐×僕SS」第2巻お嬢様とシークレットサービスの妖怪輪廻ラブストーリー「妖狐×僕SS」第1巻いぬぼくへと繋がる貧弱お嬢様と座敷童執事のハートフルコメディ?「お嬢様と妖怪執事」
- 関連記事
-
コメント