Vジャンプ連載中の中島諭宇樹「ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ」第1巻の感想です。
昨年発売されたドラクエ10はオンラインRPGという事で発売から10ヶ月経った今でもプレイし続けてる人も多い事でしょう。
私もその一人で日々LV上げや金策に勤しんでいます(^^;
本作はドラクエ10の世界・アストルティアを舞台に巻き起こる一風変わったパーティーの物語です。
ゲームとは一味も二味も違ったオリジナルストーリーが楽しめますよ。
感想は続きからどうぞ。
物語の始まりは主人公のウェディの少年・ソウラが幼い頃に海難事故に遭った際の不思議な出来事から。
嵐の海に投げ出されて溺れそうになる中、白と黒の2匹のドラゴンがせめぎ合ってる光景を目撃したようです。
薄れゆく意識の中で白き竜に助けられたらしく、九死に一生を得て助かったと後にソウラは語ります。
時が経ち、成長したソウラは冒険者となって仲間と共にアストルティアを駆け廻ってました。
LV的には20未満と言った所でしょうが、それでベコン渓谷の東側に行くとか無謀にも程がありますね(^^;
ソウラは大剣戦士で仲間は旅芸人のうりぽ(プクリポ女)、盗賊のギブ(ドワーフ男)の3人PTです。
あと一人、幼馴染みのウェディ少女・マルチナが居ますが彼女は現在他のメンバーとPTを組んでる模様。
ソウラ達はグレン城のバグド王が依頼したクエストを熟す為、「竜の卵」なるアイテムを探しに来たと分かります。
もっともライバルの冒険者も多く、時には卑怯な手を使われて危険な目に遭わされたりと簡単にクリア出来そうもありませんが。
まぁ現実にもレアアイテム落とす数の少ないモンスターを巡って奪い合いとか起きてるしなぁ・・・。
さらにその途中、ソウラ達の前にモンスターの大群が襲い掛かります。
謎の魔族の技師が3人も現れ、自分達が先に「竜の卵」を探し出す為に邪魔な冒険者達を排除する狙いのようです。
ライバル達が逃げ惑う中でも果敢に大型モンスターに勝負を挑むソウラが主人公気質だな~。
実際スカルゴンはベコン渓谷のストーリー中に遭遇する事がありますが、LV20前後じゃ総力戦で一匹倒すのがやっとですよね(^^;
東の方にはさらに凶悪なドラゴンゾンビやキングリザードとか出て来るし、低LVじゃまず倒す事が出来ない敵ばかりです。
戦闘中、足場が崩れて下の空洞に落ちたソウラ達は隠された遺跡を発見。
そこで目当ての「竜の卵」を発見します。
ところがその卵が急に孵り、中からなんと裸の女の子が現れるからソウラ達は度肝を抜かれます!
しかもその少女はいきなりギガデインを唱え、スカルゴンの群れを一瞬で塵にするからソウラ達は驚きますよ。
ちなみに現在12の職業が解放されてますが、デイン系を使える職業は一つもありません(^^;
敵だとシルバーデビルやこうていタップが使って来て、低LVの頃は私も良く殺されましたw
あとベコン渓谷ではネクロバルサのジゴデイン喰らって全滅したな~。
謎の少女が竜の血を継いでおり、それを魔族が欲してるとしったソウラは彼女を助ける事に決め、一緒に逃げようと洞窟の中を走り回ります。
しかしその途中、敵の攻撃を喰らいソウラが致命傷を負う事に。
せめて彼女だけでも逃がそうと思ったソウラは「アズリア」という名前を付けてあげ、自分一人残って戦おうと考えます。
すると名前を与えられた途端にアズリアは急に喋り出し、ソウラに自分の血を分け与える事によって傷を癒しますよ。
さらに竜の血を与えられたソウラは「エクステンション・ライン」という太古の力を受け継ぎ、強靭な肉体と特殊能力を武器に戦えるようになります。
その能力とはありとあらゆる物を物質系モンスターに変えるという驚きのもので、岩からばくだんいわを生み出して見事敵を粉砕してました。
魔族を退けて地上へと戻ったソウラ達は改めてアズリアを仲間に加えます。
最初は髪の長かったアズリアですが自分で短くし、近くの宝箱にあったミスリルアーマーを装備してイメージ一新。
職業は取り敢えず魔法使いにしたようですが、攻撃呪文や回復呪文だけでなく補助呪文も使えるというからエキスパートですね。
ちなみにドラクエ10の賢者は補助呪文が使えず魔力も低い為余り人気ありません(^^;
魅力的な謎の少女の登場に焦りを見せるツンデレ幼馴染みなマルチナが可愛い♪
今後ソウラ達はアズリアが何者なのか調べる事にし、「竜の少女を巡るクエスト=ドラゴンクエスト」と名付けて新たな冒険に旅立ちます。
ひとまずグレンの城下町に戻ったソウラ達ですが、早速アズリアが迷子になってしまいます(^^;
そこで彼女が出逢ったのはサーニャとミラナという某モンバーバラの姉妹にそっくりなオーガ姉妹ですw
二人の家に招かれて一緒に遊ぶアズリアですが、家族愛を見せつけられる内に自分の境遇について考え、改めて普通の人間とは違うと感じて不安になります。
名前を付けられて言葉を覚え、段々と人並みの知識が付いて行く中で逆に竜としての知識は薄れていくのを実感して戸惑いを隠せない様子でした。
そんな時、再び魔族の3人がアズリアを奪いにやって来ます。
しかも今度は大陸間鉄道列車「大地の箱舟」を改造して大型モンスターにしてしまうから大変です。
ソウラはエクステンション・ラインを使って破壊しようとするも、中には乗客が乗ってる為下手に手出しは出来ません。
そこでまずは仲間と連携して乗客を助け出す作戦を練ります。
アズリアの機転で列車内に潜入成功したうりぽがドアを開け、皆を助け出す事に成功。
あとは俺に任せろと言わんばかりにソウラが本領発揮し、巻き上がる蒸気から巨大なギズモを、グレンの土壁から無数のドロザラーや巨大なマドハンドを生み出して列車を崖下へと突き落とします。
って列車壊したら大陸移動出来なくなるんじゃ(^^;
その後、不安になってた気持ちをソウラ達に見抜かれ励まされたアズリアは仲間達に心から感謝します。
分からない事だらけだけど皆が居れば寂しくないとアズリアは感じたんでしょうね。
騒ぎが終息した所にバグド王と賢者エイドスが現れ、ソウラ達を城に招き竜の卵について分かった事を話してくれます。
それによると太古竜(エンシェント・ドラゴン)の一族がアズリアの出生に関わってるようで、その内の一体・溶岩龍ブライドンがカルサドラ火山の奥地に身を潜めている事が分かります。
ゲームとは一味違ったオリジナルストーリーが凄く魅力的でした。
もちろんゲームと繋がってる部分もあって一プレイヤーとして非常に興味深いです。
いずれはソウラ達を是非ゲームに登場させて欲しいですね!
今回のドラクエはこれまでと勝手が違いますがそこがまた面白いのでとても楽しいです。
過去作との繋がりもあるようで、現在は某地獄の帝王が復活してエラい事になってますよ(^^;
ちなみにコミックスとゲームとで連動企画も開かれています。
もしかすると自分のキャラが漫画に登場するかもしれないので興味ある方は是非コミックスを御購入下さい。
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