まだまだ続く衝撃展開!別冊少年マガジン連載中の「進撃の巨人」第3巻の感想です。
まさに破竹の勢いで人気急上昇中の本作。
わずか2巻でコミックス100万部を突破し、
「このマンガがすごい! 2011」オトコ編では堂々の第1位を獲得するなど留まる所を知りませんよ。
第1巻で主人公が巨人に喰われ、第2巻で主人公が巨人となって復活という展開が全く読めないのが凄く面白いです。
さらに今巻は週マガ本誌に掲載された特別編も収録されており、新キャラが今後エレン達とどう関わっていくか気になる話になってますよ。
感想は続きからどうぞ。
※一部グロいシーンがあります!
まず最初に収録されてるのは週マガに掲載された特別編。
エレン達が訓練兵になる少し前のお話です。
大巨人によって外壁を壊され100年振りに領土を奪われた人類ですが、それを奪還すべく調査兵団が組まれ何度も壁外への進出を試みております。
巨人との直接戦闘を余儀なくされる為毎回多数の犠牲者を伴いますが、そんな中で兵士長のリヴァイは一個旅団並の戦力を持つという人類最強の兵士と称されているようです。
エレンももちろん彼を知っており憧れているようですね。
噂に違わずリヴァイは一人で何体もの巨人を倒していました。
しかしそれでもやっぱり全てを一人で倒すには無理があり、今回の調査でも少なくない犠牲を払ってしまったようです。
潔癖な性格で口が悪いながらも、死に逝く仲間に希望の言葉を投げ掛ける所は彼も血の通った人間である事を表してますね。
壁外を調査中に壁内で問題が発生した事を知り、リヴァイは街へと戻る事になります。
そして今のエレン達に繋がる訳です。
前巻、巨人に喰われた筈のエレンが巨人の中から復活するという衝撃的な引きとなりました。
では何故エレンが巨人の中から現れたのか、その経緯が今巻で明らかになります。
巨人に喰われたエレンは胃の中で消化液に解かされて死にかけます。
浮かぶのは死への恐怖と巨人への憎しみばかりで、助かる術など何も思い付かず胃酸の中へと沈んで行きますよ。
左手を噛み千切られ、血が滴り落ちる様子が生々しいですね。
でもその血が彼に新たな力を目覚めさせる重要な切っ掛けになります。
次の瞬間、なんとエレンは巨人化して自分を喰った巨人の身体を突き破ります!
巨人になってる間、頭に浮かぶのは巨人への殺意のみでエレンは次々と目の前の敵を倒して行きますよ。
その後、巨人の中から人間として復活したエレン。
ようやく人としての意識を取り戻し、現在自分の置かれてる立場を把握します。
しかし状況は余り良くなく、エレンはミカサ、アルミンと共に周りを仲間である筈の人間達に囲まれてしまっております。
まぁ、目の前で巨人を殺しまくった巨人の中から人間が出て来たら誰でも怖がってしまいますよね。
エレンは化け物扱いされ、助けた筈の人間達から殺されそうになります。
エレンに危害を加える者は誰だろうと容赦無く斬り捨てる覚悟のミカサが滅茶苦茶怖いですね(^^;
でもさすがに大砲を撃たれてはミカサも太刀打ち出来ず、エレン達は絶体絶命のピンチに陥ってしまいますよ。
再び命の危機に瀕したエレンは己の能力の秘密を思い出し、自ら左手を噛んで血を流します。
するとまたもやエレンが巨人化!
しかし今度は上半身だけで、巨大化した片手で砲弾を防ぎ、肋骨で爆風からミカサ達を守りました。
なるほど、血を流すと巨人化する訳か・・・。
それはどうやら父親の仕業らしく、エレンの実家の地下室に巨人化に関する秘密が眠ってるようです。
巨人化してる間エレンは眠っており、弱点であるうなじ部分に埋もれてる模様。
意識的に巨人を操作してる訳ではなく、直前の感情が反映される為今の所単純な行動しか出来ないようですね。
やはり巨人化には相当なリスクを伴うようで人間に戻った後は激しい疲労が襲って来る事が分かります。
なおも周囲を囲まれてるエレン達は巨人化して対抗するか、それともあくまで説得するかどちらか選択を余儀なくされます。
ココで活躍したのはアルミン。
恐怖で思考を停止した隊長に必死に訴え掛け、エレンの力があれば巨人に対抗出来ると叫び続けます。
友の為に勇気を出して説得し続けるアルミンが格好良いですね。
それでも隊長の考えは変わりませんでしたが、そこに南側領土を束ねるピクシス司令官が現れ騒ぎを収めてくれました。
難を逃れたエレン達はピクシスに巨人化の話をします。
するとピクシスはエレンの力を使って壁に開いた穴を塞ぐ作戦を考え、巨人への一大反撃を開始しますよ。
これには当然多くの者が反対し、中には逃げだそうとする者も現れます。
エレンの得体の知れない力を信用出来ないだけでなく、一度巨人に襲われた者は既に戦う気力を失ってるようです。
しかしそれをピクシスは逃げたければ逃げて良いと皆に言います。
でも家族に巨人に襲われる恐怖を味わわせたい者など誰も居る筈無く、司令官の一言で皆再び戦場に赴く決意をするのでした。
こういう優れたリーダーが居るだけで戦況は大きく変わりますよね?。
いざ作戦が始まり、壁を塞ぐ巨大な岩を持ち上げる為エレンは左手を噛んで巨人化します。
しかしココで問題発生。
なんと巨人エレンがミカサ達に攻撃を仕掛けます!
うおおおおお!また凄い展開だな?(^^;
今回は巨人化を上手く制御出来てないようで、エレンは暴走してただの殺戮兵器と化してしまいますよ。
それをミカサが必死に説得すると、巨人エレンは自滅して気絶してしまいます。
作戦を続行するか否かで仲間と揉めるミカサですが、隊長の判断によりエレンを他の巨人から守る選択を取る事になります。
隊長にエレンを恋人と勘違いされて赤くなるミカサが良いですね♪
やっと彼女の女の子らしい一面を見れた気がします。
巨人がエレンの許に迫り来る中、アルミンは巨人エレンのうなじに剣を突き立てて必死に訴え掛けます。
しかしエレンは夢の中で家族と再会し、現実で起きてる状況に気付きません。
果たしてエレンは皆を救う事が出来るのか?
次巻は来年4月発売予定です。
嘘予告がまた面白いwww
今巻はまず冒頭のリヴァイがエレン達とどう関わるかが気になる入り方でした。
恐らくこの戦いのどこかで合流するとは思いますが、どんな出逢いになるんでしょうかね。
エレンの巨人化は他の巨人達とも少なからず関係があると思います。
他の巨人も人間が巨大化したものなのかな?
うなじを攻撃されると死ぬのはそこに本体が居るから?
巨人は謎な部分が多過ぎる為ハッキリと言えませんが、色々と考察し甲斐がある展開で非常に面白いですよ。
果たしてエレンの実家の地下室に何があるのか?
続きを首を長くして待とうと思います。
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コメント
名無権兵衛
2010/12/10 URL 編集