別冊少年マガジン連載中の諫山創「進撃の巨人」第6巻の感想です。
巻を増すごとに人気も増していく本作ですが、今度はなんと実写映画化決定というから衝撃的です。
まぁ結構前に情報漏れしてましたけどね(^^;
再来年公開予定だそうなので気長に待とうと思います。
その他にもオリジナルストーリーがノベライズされており既に発売中、さらには携帯ゲームにもなるというからメディア展開にかなり力を入れてますよ。
これはいずれアニメ化もするんじゃないかと思います。
もっともこれをTVで放送するにはグロ過ぎて難しいかもしれませんが。
それはそれとして原作の方も大盛り上がりの内容となっております。
感想は続きからどうぞ。
壁外調査中、知性を持つ女型の巨人と遭遇したアルミンはピンチに陥ります。
とても逃げる事は叶わずすぐに捕まってしまいますが、なんとその巨人はアルミンを殺す事は無く顔を確認しただけで去っていくから驚きです。
命拾いしながらも何が起こったのか理解出来ずパニック寸前になるアルミンの心情はきっと恐怖と安堵と疑問で満ちている事でしょう。
運良く助かった所にライナーとジャンがやって来て事情を説明し、彼女が恐らくエレンと同じ巨人化人間であると推測します。
そして彼女は多分エレンを探して自分の顔を確認したんだと思い、またエルヴィン団長は恐らく彼女の事を知っていると考えるアルミンです。
するとここでジャンが意外な提案をし、自分達であの巨人を倒してしまおうと言い出すからアルミンもライナーも驚きます。
マルコの死によってジャンが変わった事をライナーは改めて実感してました。
三人別々の位置からタイミングを合わせて攻撃しようとしますが、急に巨人が方向を変えてアルミンを攻撃するから初っ端から作戦が崩れます。
間一髪巨人の拳を避けたものの落馬したアルミンは頭を打って負傷してしまい、再び絶体絶命のピンチに陥ってしまうから大変です。
そこをすかさずジャンが攻撃して注意を引き付けるものの、如何せん相手は知性を持っている為簡単に急所を狙えません。
このままじゃやられると焦るジャンにアルミンが大声で叫ぶと巨人の動きが急に止まって難を逃れ、その隙を突いて今度はライナーが急所であるうなじを狙いに行きます。
しかし直前で巨人に捕まってしまい、今度はライナーが絶体絶命に。
巨人の手から大量の血が噴き出してアルミン達は絶望し掛けますが、それは巨人自身の血で間一髪手を斬り裂いて脱出に成功するライナーです。
まさかここでライナーも退場かと一瞬冷や汗掻きましたよ(^^;
これ以上の戦闘は無理と判断し、負傷したアルミンを連れてライナー達は撤退します。
女型の巨人から逃げた所に運良くクリスタが馬を引き連れてやって来て助かります。
三人ともまるでクリスタが救いの女神に見えたようで、ライナーに至っては完全に惚れてましたよwww
右翼陣営が壊滅して恐らく作戦失敗で撤退するだろうと思いきや、なんと続行と通達されて皆驚きます。
取り敢えずアルミン達は指令班の決定に従い、部隊は進路を変えて「巨大樹の森」と呼ばれる地域へと進みます。
その後も女型の巨人と遭遇した兵士達が勇敢に立ち向かいますが、全員無惨な殺され方をして命を散らしていくから悲惨です。
「巨大樹の森」はその名の通り100m近い巨大な樹が生い茂る森です。
女型の巨人を森の中に誘い込むとアルミン達は他の巨人が森の中に入って来ないようにするよう指示を出されます。
女型の巨人に追い付かれてこのままじゃ捕まると思い交戦を要求するエレンですが、何故かリヴァイは何も指示してくれません。
その間にも巨人に向かって行った兵士達が次々と殺されてしまい、それでもリヴァイはこのままひたすら森の中を走り抜けるよう命じるだけだからエレンは不審を抱いてしまいます。
いっその事巨人化して自分一人で戦おうとするエレンですが、意外な事にリヴァイはそれを止めず自分のやりたいようにやれと言います。
自分は自分の経験に基づいて判断してるもののエレンがそれに縛られる事はないと言うリヴァイの言葉の裏には、これまで例え自分で最良と思う選択をしても必ずしも後悔しない結果ばかりではなかったという悔いの念が読み取れますね。
どっちにしても後悔するならせめて自分で選んだ方がマシだろうと思いエレンに好きなようにさせようと思ったようです。
リヴァイの指示に従うか、自分の意思に従うかを決めるのに悩んだエレンは数日前のある出来事を思い出します。
壁外調査前に巨人化の実験を行ったエレンですが、何故か自らの意思で巨人化出来なかった模様。
手首を噛んで血を流しても何も起こらず、さらに怪我も治らず途方に暮れていた所、食事中にいきなり手だけ巨大化する事があったようです。
その際皆から攻撃されそうになり、恐怖に怯え敵意を剥き出しにする仲間達を見てエレンはショックを受けたそうな。
しかしリヴァイに言わせるとそれは当然の行動で、最悪の状況を考慮して即座に対応出来た精鋭だからこそこれまで巨人との戦いに生き延びてこれたそうです。
そんな中でもハンジだけはいつもと変わらずエレンの巨人化に興味深々だったようです(^^;
躊躇なく巨大化した手を触って火傷して叫ぶハイテンション過ぎるハンジがウケましたw
実験の結果巨人化には明確な目的が必要だと判明し、いつでも自由に巨人になれる訳ではないと分かります。
その後事情を知った仲間達は自分達の判断が間違っていた事をエレンに謝罪します。
しかし一瞬でも判断が遅れてしまえば仲間全員の命が失われるからこそ、一人の犠牲を厭わない覚悟を皆持ってると知るエレンです。
自分が皆の力になれる内は皆全力で自分を守ってくれると思い出し、エレンは仲間達の事を信じて巨人と戦わずリヴァイに従う選択を選びます。
それは少なからずエレン自身が仲間を信じたかったからであり、仲間から信頼されたいと思ったからでした。
巨人と戦う力を手に入れたものの、やはり皆から化け物扱いされるのは嫌だったようですね。
リヴァイを信じてひたすら森の中を突き進むと、待ち伏せしていた兵士達が巨人に向けて一斉砲撃します。
無数のワイヤーが女型の巨人の身体に絡み付くのを見て、最初から彼女を生け捕りにするのが目的だったと知るエレンです。
さらに巨人の主を引き摺り出すつもりのようで、リヴァイは巨人のうなじを斬り裂いて中の人物を引っ張り出そうとしますよ。
オマケで恒例の嘘予告(^^;
エロ小説読んでる最中に母親が部屋に入って来て慌てて隠すジャンがウケましたwww
もしかしてこの作者はギャグ漫画の方が向いてるんじゃないのかな?
今巻は女型巨人との攻防戦が熱かったですね。
何はともあれアルミン達が無事で良かったです。
ライナーが握り潰された時はさすがにもうダメかと思いましたよ(^^;
女型巨人の圧倒的強さは無惨に殺されていく兵士達を見れば一目瞭然だと思います。
もし本当に戦闘知識を持った人間が巨大化して襲って来たら現代兵器でもない限り勝ち目はまずないのでしょうね。
それを人間らしい頭脳的戦術で攻略したのは見事ですね。
女型巨人の中に一体何があるのか非常に気になります。
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